みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。

こんな経験、ありませんか?
ある利用者が一つの作品を作業し終えて、「また、同じ作業を促すのはちょっと気が引けるなぁ。」と一度思ったことがあるはずです。

その利用者に同作業に取り組んでもらおうと思うのですが、利用者は遠慮しがちなところがあり、自分から「もう一度作りたい!」と言わないんですよね。

そこで、本心はどうなのかを確認するために、ダブルバインドという言語的トリックを試してみました。

シャキ!

ここでは、ダブルバインドで作業を促す方法についてお伝えします。

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ダブルバインドで同作業を促す!


同作業(ここでは、割り箸モザイク作業とします)に取り掛かることを前提として決まっているスタンスを取り、管理人は利用者Aさんにこう質問しました。

ハヤシ喜ぶ

次は文字にしますか?それとも、絵柄にしますか?

このように質問することで「文字にするか?絵柄にするか?」という言葉に対して、「No!」と答えるのは文法上、不可能なんですね。

つまり「どちらがいいか?」と質問しているのに、「No!」では答えになっていないのです。

「No!」と答えられない言葉の使い方を使うことで、相手の頭の中に「No!」の旗が立たなく、ちょっとゆるい態度になってきます。

さらに、ヤル気スイッチ・オンを入れさせるために、こんなトドメの言葉をかけてみました。

ハヤシ喜ぶ

すでに(作業の)コツとか掴んでいるはずですから、次はよりキレイな作品に仕上がりますよ!※赤字は強調して言う。

その結果、利用者は迷うこともなく、すぐに「Ok!」と意思表示を示してくださいました。どうやら本心は続けたかったんですね。

もし「う~ん…。」とか「ちょっと…。」とか言葉を濁っているようなら、本心は「No!」の可能性が高いでしょう。

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ダブルバインドで色塗り絵作業を促す!


塗り絵やある作品の下絵など元となる絵を選ぶ際にもダブルバインドを活用することができます。

例えば、色塗り絵をやりたがらない利用者がいると、その対応に困りませんか?普段、じっとしない方ですので、何とか落ち着いてもらおうと塗り絵作業を提供したいと思いますよね?

そんな塗り絵など作業をやりたくない人がいる場合、ダブルバインドを使えば作業に取り掛かってくれるかもしれません。

①色塗り絵を行うことを前提として決まっているスタンスを取る。
②「どっちの絵にするか?」という選択肢を提示し、一枚の下絵への塗り絵という具体的な作業に焦点をもってこさせる。※選択肢は2,3個がいいですね。

最初から、一枚の下絵を利用者の前に出すのでなく、二枚の下絵を用意します。

ハヤシ喜ぶ

この絵にしますか?それとも絵にしますか?

例えば、鯉のぼりをイメージした下絵と背くらべの様子を再現した下絵を利用者の前に並べたとします。

ハヤシ喜ぶ

5月といえば、鯉のぼりですよね?

利用者B利用者B

うん。

ハヤシ喜ぶ

そして、こっちは背比べの様子を表していますね?※この時に下絵にさりげなく指さす。

利用者B利用者B

うん。

ハヤシ喜ぶ

子供の時、背比べとかしてました?覚えてますか?

利用者B利用者B

うん。覚えているよ。確か…。(当時のことを話す)

ハヤシ喜ぶ

そうだったんですか?じゃあ、これから色を塗りましょうか?鯉のぼりの絵にしますか?それとも、○○さんにとって良き思い出であった背比べの絵にしますか?※赤字は強調して言う。

利用者B利用者B

背比べの絵がいい。

こうして利用者はダブルバインドにはまってくれたおかげで、背比べの下絵に懸命に色を塗っていただきました。

塗ってもらいたい下絵があれば、さりげなく指さしてみるといいと思います。さりげなく指さすことで、相手の潜在意識に印象を与え、当時のことを回想してくださいました。結果的に、色塗り絵作業に参加してくれたのです。

作業に取り組まない方がいましたら、是非ダブルバインドを活用してみてくださいね!

最後までお読み下さりありがとうございました。
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