転職後、事務長から「デイの雰囲気を明るくしなさい」と指令を受けて。

転職後、事務長から「デイの雰囲気を明るくしなさい」と指令を受けて。

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

当時、転職したばかりの私に事務長から、こんな指令を出しました。

あなたの力でデイの雰囲気を明るくしなさい。

利用者の中には、

・手作業をしたい派
・体操をしたい派
・何もしたくない派

と3つのグループに分けられていました。

ここでは、私はデイの流れを変えるために2つの新プログラムを用意。
1つは集団体操を、もう1つはアクティビティ活動(割り箸細工)を。

※割り箸モザイクについては↓


無論、何もしたくない派の利用者でも、見てて楽しめるように工夫しました。

ある利用者が、約3ヶ月という長い製作期間を経てついに作品が完成。
利用者は出来上がった自分の作品に凝視し、きっと大きな達成感を味わっていたことでしょう。

この瞬間

OTの私が求めていたのは、まさに【この瞬間】でした。
利用者が感動や達成感を味わうこの瞬間。

利用者の選んだ言葉を元に作品を仕上げていくのですが、一人ひとりずつ、 好きな言葉や忘れられない言葉などを利用者に聞くようにしました。

そして、自分の選んだ言葉に対しての思いを浸りながら、割り箸細工に取り組む。

作品の出来栄えとか上手い下手とか、そういう問題ではありません。
むしろ作る過程がもっと大切。

作品を完成させるのに長い期間を要しましたが、実は狙いがあるのです。

病院の入退院の繰り返しが多いのと同様に、通所デイケアも変動があります。
長期間利用してもらうために、わざと製作期間を長くしていたわけですね。

色々と工夫した甲斐があって、利用者の皆様からは好評を頂いています。

ちなみに右側の写真は私自身の作品です。

あいだみつを先生の言葉ですが、なぜこの言葉を選んだのかと言うと、

幸せを感じるのは、すべて上手くいっている時だけとは限らない。
夢とか希望とか捨てず、そして己自身を信じているなら、それが幸せ。

幸せは己次第でやってくるものである。

何かしら障害を呈している利用者のために、救いの言葉として選んだのも一つの理由。

この言葉がきっかけに、何らかの変化(例、リハビリへの意欲やQOL向上など)が生まれれば嬉しいものです。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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