認知症ケア指導管理士の役割って?

認知症ケア指導管理士の役割って?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

認知症ケア指導管理士という資格は2010年7月にから実施したばかりで比較的新しい資格ですね。

認知症ケア指導管理士はスキル・アップを目的とした認定資格ですが、自宅で認知症の方を介護している家族にとっても最適な資格とされているようですね。
※認知症ケア指導管理士の詳細はこちらへ。
管理人は初級と上級の認知症ケア指導管理士の資格を取得しています。

シャキ!

ここでは、認知症ケア指導管理士の役割についてお伝えします。

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認知症ケア指導管理士の役割って?

認知症ケア指導管理士とは何か?
ウィキペディアによると…、

認知症ケア指導管理士とは、認知症の方への適切なケア、ケアを行う方への指導・管理を行える人材育成、介護・医療現場で認知症ケアに携わる方のスキルアップを目的に、公益財団法人・職業技能振興会が認可する民間資格

あまり聞き慣れない名称ですが、いったいどんな役割があるのでしょうか?
※認知症ケア指導管理士のテキストを参照にしています。

求められている役割には、次の7点あります。

認知症ケア指導管理士の役割

①アドボケイトの宣言
②インフォームドコンセント
③生活能力の客観的評価
④BPSDへの対応
⑤介護環境の調整
⑥家族介護者の健康管理と心理的サポート
⑦社会資源の活用

認知症ケア指導管理士として、認知症ケアの理念である①尊厳の保持②その人らしさ③認知症の人を中心とした生活(生活主体)④エンパワメントといった理念を踏まえた上、認知症の人中心の生活の継続を支援していくことが求められているということになります。

簡潔にまとめると、認知症ケアの理念や日常生活支援の基本的視点を踏まえ、ケアを提供することが認知症ケア指導管理士の役割ということになります。

アドボケイトの宣言って、当時、初めて聞く名称でしたが、最近では普及してきました。

アドボケイトの宣言とは?

ここでは、①のアドボケイトの宣言について触れますが、あまり聞き慣れない人が多いのではないでしょうか?

アドボケイトの宣言とは…、

介護者は利用者の「知る権利」「自己決定権」「プライバシーが保護される権利」「人格が保障される権利」「財産を守る権利」を保障し擁護することを宣言したもの。

介護者はこの宣言内容を理解し、利用者の個人情報を口外しない(守秘義務)、そして、利用者の権利は守る(権利擁護)ことを、口頭と文書で示す必要があるということですね。

ご家族や利用者にアドボケイトの宣言をし、介護者の立場を明確にすることで、利用者に安心と信頼を保障します。

基本といえば基本ですが、ついついプライベートなことを口外する介護スタッフが多いような気がします。

その点は、十分に留意する必要がありますね。

「アドボケイトの宣言」、また知識が一つ増えました。

次回は、②インフォームドコンセントと③生活能力の客観的評価についてお伝えしたいと思います。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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