みなさん、こんばんは。崖っぷちの難聴のOT林です。

さて、今日はピック病とPAに関する国試にチャレンジしてみました。

問題1:ピック病でみられやすい症状は次のうち2つ選べ。
1.便秘
2.脂顔
3.多汗
4.反射性膀胱
5.起立性低血圧
 
問題2
事例)70歳の女性。7年前にパーキンソン病の診断を受けた。現在、ヤールの重症度分類はステージⅢ。夫、息子夫婦と同居。発症前は夫とシルバーダンスクラブに所属し活躍していた。

問題①:作業療法の指導として適切でないのはどれ?
1.着座するときはイスに下肢が触れてから腰を下ろす。
2.歩き出す時は「イチ、二、イチ、二」と掛け声をかける。
3.歩行中に方向転換するときは一旦立ち止まる。
4.趣味活動は同一姿勢で行うものにする。
5.物を取るときは目で位置を確認して手を伸ばす。
 
問題②:生活上の指導で適切でないのはどれか?
1.ベッド柵を取り付ける。
2.トイレに手すりを設置する。
3.廊下に厚めの絨毯を敷く。
4.家事の分担を相談する。
5.ダンスに出かける機会を相談する。
 

正解は↓のほうへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題1の正解:1と5
ピック病の症状では、人格変化、認知障害、判断力障害、抽象能力の喪失、言語障害、行動異常、感情鈍麻が見られる。

滞続言語…会話の中に常同的、惰性的で同じ内容の言葉が繰り返される状態。←ピック病でよく見られる特徴的な言語障害。

問題2の正解:①
ヤールの分類Ⅲでは、明らかな歩行障害、方向転換不安定など立ち直り反射の障害ある。突進現象もはっきり見られる。長時間に渡り同一姿勢で作業をさせると姿勢変換や自己修正が困難になりやすい。単調な作業の反復にならないように留意する。

歩行障害の出現により転倒の危険性が大きいので厚めの絨毯はNG。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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