「転ばないように!」ではなく、「~するように!」
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
最近、腰が痛くて大変なんです…。
自分ストレッチをしているのですが、一向に改善されず^^;
さて、本題です。
介護スタッフが利用者に「危ないから座って!」とか「歩くときは転ばないように!」と声かけているところをしばしば耳にします。
いつか転倒・転落するのではないかと恐らくハラハラしながら、ケアを行っていることでしょう。
でもねぇ、言葉の内容にちょっと問題があるような気がするんです。
スタッフが声かける注意の仕方がちょっと厳しいんですよね。
ここでは、注意の仕方をひと工夫するには?についてお伝えします。
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正しい注意の仕方って?
よく小さな子供が飲み物などの物を運ぶ時に、
親はこぼれたら大変だからと、「こぼさないでよ!」と声を上げて注意するのを見かけませんか?
子供からすれば、「こぼしてはいけない!」と無意識に意識してしまうと思います。
また、こぼしてしまった時のこともつい想像してしまうかもしれません。
この子供は結果的に「こぼす」ということを意識していまい、「こぼす」確率が高くなってしまうことも有り得ます。
脳は本当に正直で、「こぼす」という言葉に反応するから、こぼしてしまうんですね…。
ですが、注意の仕方をひと工夫すべきではないかと思います。
つまり、
「~してはいけない。」ではなく、「~して欲しい。」ことを伝えることが正しい注意の仕方ではないでしょうか?
現場でも、
「転んじゃダメだよ!」と再三注意したにもかかわらず、結果的に転倒してしまったというケースが多々あります。
さきほどの「こぼさないように!」を例にすると、
「~して欲しい。」ことを言えばいいので、「上手に運んで、ここまで持ってきてね。」がベストな注意の仕方ではないでしょうか?
「上手に運んで、ここまで持っていく」ことを脳は意識するので、こぼしてしまう確率は下がると思います。
「転ばないように!」の例の場合は、
「~して欲しい。」ことをアドバイスすればいいので、「上手に向こうまで歩いてくださいね。」が正しい注意の仕方ではないでしょうか?
そして歩行練習の時に、よくこの言葉を聞きませんか?
「踵から踏まないと危ないよ。」
いろいろな利用者にアドバイスしているけど、あまり改善されていないんですよね。
なので、私の場合は「足全体で踏むと、歩きやすくなりますよ。」と声かけるようにしています。
この注意の仕方は、スポーツの世界において重要視されており、注意の仕方によっては、アスリートの成長が左右されることもあるそうです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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