アドソンテストって覚えてる?

アドソンテストって覚えてる?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

胸郭出口症候群の検査として使われる誘発テストについて復習しました。

アドソンテストAdson Test

斜角筋症候群の検査方法。

①被験者がしびれや疼痛のある患側上肢の方向に頭部を回転させる。
②下顎を挙上し深呼吸をさせる。
③被験者の橈骨静脈の脈をセラピストが測る。
④脈拍が弱い、消失したりした場合は陽性(+)

斜角筋は呼吸筋の補助筋として働くため、深呼吸の時に腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫されることもある。

エデンテストEden Test

肋鎖症候群の検査方法。

①被験者に胸を突き出すよう指示。
②被験者の症状が出る腕を後下方向に引っ張る。
③被験者の橈骨静脈の脈をセラピストが測る。
④脈拍が弱い、消失したりした場合は陽性(+)

肋鎖症候群は第1肋骨と鎖骨の間に、腕神経叢と鎖骨下動脈と斜角筋は呼吸筋の補助筋として働くため、深呼吸の時に腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫されることもある。

ライトテストWright Test

過外転症候群の検査方法。

①被験者の両肩を外転90度、両肘を90度屈曲した状態にする。
②被験者の橈骨静脈の脈をセラピストが測る。
③脈拍が弱い、消失したりした場合は陽性(+)

ライトテストが陽性の場合、小胸筋の緊張が見られる。
※このテストの場合、健康な人でも15%前後の偽陽性率が出ることもある。→他のテストも併行する必要がある。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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