離床練習から車椅子移乗練習へ
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
ベッド生活から車椅子乗車への流れを確認してみました。
①ギャッジアップ練習
背もたれ座位にしてもらい、開始直前、直後、15分後、30分後に自覚症状や顔色、血圧をチェック!
なお、ベッド挙上は、30°、60°、90°と段階的に進める。
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②座位保持練習
ベッドサイドに下肢を垂らし座位を取らせる。
5分、10分、15分、30分と段階を踏む。
その際に、簡易座位能力レベルを確認するといいですね。
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③起立・立位保持練習
ベッドサイドレールなど支持物を使い、下肢前方に重心移動して立っていただく。
介助レベル→監視レベル→自立へとレベルアップを!
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④移乗動作練習
いよいよ車椅子乗車にチャレンジ!
車椅子の配置など考慮するだけでなく、動的立位がある程度可能であることを確認してから始める。
介助レベル→監視レベル→自立へとレベルアップを!
一人ひとりの対象者に適した練習方法を選択していくのですが、どうしてもリハビリ実施時間が限られてしまうでしょう。
だからチーム体制が大切なわけですが、特に介護・看護スタッフはフロアー生活に密着している時間が最も長く、リハビリに対する大きな役割を担っていると思います。
しかし現実的には難しいでしょう(マンパワー不足などソフト面)。
これは、施設全体にとっても大きな課題かなと思います。