スイマーバ体験で得られるメリットと効果って?
先日、スイマーバをデビューしました!赤ちゃんにとって生まれて初めての水中エクササイズで素晴らしい体験になっていると思います。
プレスイミングと呼ばれているけど、好奇心を育むのにもってこいですね!
そんなスイマーバを使った我が子の動く姿を見て、どんな効果が期待できるのか?また起こりうる事故事例はないか?が気になって調べてみました。
ここでは、スイマーバ使用によるメリットと効果、事故情報についてお伝えします。ちょっと専門的な言葉が入りますが。
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スイマーバのメリットと効果は?
スイマーバ使用によるエクササイズを体験すると、以下のようなメリットがあります。
②リラックス効果
③赤ちゃんの発達を促す
④持久力UP
⑤生活パターンを身につける
⑥親子のコミュニケーションを促す
水の抵抗に逆らって進むキック動作は、下半身を鍛えることができます。体も浮力や水圧を利用しながらスイスイと泳ぐので、全身バランス向上に役立つでしょう。
スイマーバのレビューの中に、「遊んでいて転ぶことが減った!」という内容がチラホラありました。それはおそらく水中エクササイズの成果が出てきたのかもしれませんね。
どれも嬉しい効果ですが、管理人的には大きなメリットだと思えるのは「③赤ちゃんの発達を促す」かな?赤ちゃんの発達を促すのに、さまざまな感覚情報が必要ですからね。
スイマーバ使用によるプレスイミングは、リハビリ的に言うと感覚統合という療法に近いなと思いました。
スイマーバで感覚をinput!
感覚統合というのは、脳に入ってくるさまざまな感覚情報を目的に応じて整理し、秩序だったものに構成することを言います。感覚統合の最終産物として、適応行動や社会性、学習態度などが形成されるのです。
赤ちゃんは脳が未発達で感覚情報を処理できないと思いますが、成長段階を経て複雑な感覚情報が統合されれば、それがボディーイメージの形成につながります。
ボディーイメージというのは、自分の体に対する実感のことで、例えば、自分の手足の曲げ伸ばしの状態や体の傾きや姿勢が分かる、などです。ボディーイメージが発達すればするほど、自分の体を上手に使いこなせるようになっていきます。
感覚には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚という、いわゆる五感がありますが、例えばスイマーバ使用によるプレスイミングすると、各感覚にはどのような働きがするのでしょうか?
視覚:パパママを見る、水を見る
聴覚:水の音、パパママの声、シャワーの音、スイマーバの鈴の音
味覚:水の味
嗅覚:水の匂い、風呂場の匂い
触覚:水への抵抗感
ボディーイメージを発達させるには?
スイマーバ使用で五感に訴えることができますが、実は、ボディーイメージをより発達させるのに重要な感覚があります。それが次の3つです。
◆触覚
→触れた物を識別する。触れている物に注意を向け続ける。発達的役割として、次の3つがある。
①自分の体の輪郭やサイズのイメージへの発達
②視覚認知の基礎を作る
③手先や指先の器用な操作の基礎を作る
◆固有覚
→関節の位置や筋肉の収縮の程度、手足や体の筋肉や関節の運動状態を知らせてくれる感覚。赤ちゃんの場合、固有覚が未発達なので物を乱雑に扱うことがある。固有覚も自分の体の姿勢や動作そのものを教えてくれる重要な感覚である。
◆前庭覚
→いわゆるバランス感覚。前庭覚には次の3つの回路がある。
①目を動かす神経系と密接に関係する回路(前庭-動眼系)
追視や注視が発達する。
②姿勢の調節に必要な筋緊張を調節する回路(前庭-脊髄)
重力と反対方向に頭や体を持ち上げるために筋緊張を調節し、姿勢をコントロールする基礎的な回路。
③情緒や自律神経の回路と密接に関係する回路(前庭-自律神経系)
例)ジェットコースターではエキサイティングする(興奮効果)、ゆりかごではゆったりした気分になる(安静効果)
以上の3つの感覚情報が統合されて、それがボディーイメージの発達につながります。ボディーイメージが発達することによって、自分の体を上手に使いこなせるようになっていきます。
スイマーバ使用にプレスイミングで、どんどん自分の体を動かしていく経験がさらにボディーイメージの発達を促すのに良いということですね。
もし「前庭覚-固有覚」「前庭覚-視覚」の各々の感覚間での統合が不全だと、不慣れな姿勢に対する不安や揺れ・回転刺激を怖がるといった症状が出現すると言われています。水の流れに身を任せると必然的に揺れが生じるので、この揺れが不意に襲ってくると情緒的な不安や不快の反応として現れることがあるようですよ。
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ママが期待したいのは睡眠?
生活パターンを身につけるのもよさそうでした。新生児・乳児期は夜泣き・ぐずり泣きやすい時期ですから、なかなか寝てくれない赤ちゃんを目の当たりすると、ママにとっては過酷な試練に遭遇していることでしょう。
スイマーバの公式サイトにメリットとして挙げられている生活パターンについて、このように記載してあります。
できるだけ毎日決まった時間帯(お昼寝やお休み前)にご使用になることをおすすめします。食事→遊び→睡眠の生活パターンを身につけるためにも効果的です。
引用元: スイマーバ公式サイト
「生活パターンを身につける?ナンノコッチャ?」と分からない方には、次のアニメ動画をご覧ください↓
大人の人でもプールで適当に泳げば、適度な疲労感が出てきますよね?赤ちゃんも同様です。スイマーバは水の浮力や水圧を利用しながら全身バランスを保持したり水の抵抗に逆らって下半身を動かしたりします。全身を使うから適度な疲労が生じると思います。
そのため寝つきが良くなり、生活パターンも身につくようになるかもしれません。育児というのは寝る暇も削られる大変な仕事ですから、スイマーバの活用で少しでも寝る時間を確保できたらいいですよね。
我が子は、「大体夜7時半に入浴→スイマーバ使用で5分間+洗髪/洗体約5分間→入浴後に授乳」という流れで進むのですが、授乳中にウトウトします。で、プレイマットや布団で寝かしつけるとスヤスヤ~です。
ただ使って日が浅く、水中で体の向きを変えたりダイナミックなキック動作ができなく、十分な運動量を確保できていないので長時間睡眠まではいきませんでした。
もう少し状態を見ながら時間を伸ばし、そして水中エクササイズの活発な身体活動もできれば、疲れてグッスリ夜寝てくれたらいいですね。
スイマーバのおかげか分かりませんが、どういうわけか大便がかなりよく出ます!笑
スイマーバ使用による事故は?
残念ながらスイマーバ使用中に事故が発生したケースがあるようです。
当初は初めてのこともあり注意深く観察するけど、徐々に使い慣れてくると、ついが目を離した時に事故が発生することが多いと報告されています。
そう!慣れが怖いんです!スイマーバに慣れてきたゆえに犯してしまうケアレスミスが、後々になって大きな問題(窒息死など)につながってしまうこともあり得ます。
国民生活センターの報告によれば、実際に起きた事故事例は「親と一緒に入浴中、親が洗髪や兄姉の世話をするため目を離した 2,3分の間に溺水などの事故が発生している」が多発しているようでした。
国民生活センターからの注意喚起
国民生活センターは次の点を注意喚起しています。
①空気量を正しく入っているか?
②ベルトをしっかり止めているか?
③大人の指2本が入るゆとりがあるか?
③保護者は目と手の届く範囲にいるか?
さいごに 事故対策は?
事故対策ですが、国民生活センターによるテスト結果を一読することをおすすめします。起こり得る事故は何か?を画像で確認できるので、事故を想定し未然に防ぐ策を講じることができると思います。
スイマーバは目を離している間の安全を確保するために使用されている物ではありません。もし誤った使い方が原因で、赤ちゃんの口や鼻が水に浸かった状態が5分以上続くと、重症度の高い傷害や死亡する可能性があります。
必ず親と一緒に入浴し、親が洗髪したり他の子どもを洗ったりするなど決してスイマーバ使用中の子から目を離すような場面では絶対に使用しないように!
不安な方は、国民生活センターの報告を一読し、リスクを把握した上でスイマーバを正しく使ってくださいね!