Occupational(作業療法)は我を忘れてしまうような心の状態に導く療法
みなさん、こんばんは。
崖っぷちの難聴OTの林です。

最近、割り箸モザイクの他にタイルモザイク、籐細工に取り組む利用者が増えてきました。
なかでも割り箸モザイクは当施設に転職してから、ずっと割り箸モザイク活動を提供しています。もう10年経つかな?もちろん10年経っても割り箸モザイクに取り組むデイ利用者がいらっしゃいます。

割り箸作業はいたって単純でつまらない作業工程です。けど、単純な作業だからこそ、利用者たちはハマりやすいのです。

割り箸を持つ→付ける→(次の)割り箸を持つ→付ける、という単純な作業をリズムよく行なうことで、セロトニンの分泌を促進させるのに最適ですね。

ここでは、割り箸モザイクのベテランである2名のメンバーをご紹介したいと思います。

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Aさん スッキリする!

まずAさん。この方は10年近くも取り組まれているベテランの方です。すでに20枚ほどの作品があります。(1作品で作り終えるのに2ヶ月はかかります)

以前、Aさんがまだ3枚目の作品を制作中に、こう尋ねてみました。

私「割り箸モザイクが慣れてきましたね。どうですか?この作業は?」

Aさん「単純だけど、スッキリするんだよな、これが。」

割り箸モザイク犬

※↑割り箸モザイクのベテランAさん。

 
こんな経験、ありませんか?
例えばパソコンばかり睨めっこしている時に、なぜか体を動かしたくなると思います。この時に汚れているテーブルをキレイに拭き掃除したら、スッキリ!した感じになりませんか?

この拭き掃除って単純な作業ですが、リハビリの訓練の一つである「タオルでのワイパー動作」と似ています。この動作を反復的にかつリズムよく行ないます。この一定のリズム性運動が、イライラを鎮めてくれるセロトニンが活性化されるんですね。

精神病院で手作業を取り入れたプログラムがありますが、実は、セロトニンを活性化させて、気持ちを落ち着かせるために手作業を導入しているんだと思います。
手作業は、やはり単純な作業する高齢者にとって受けがいいみたいですね。

今後も、手作業が及ぼす精神面の効果を確認していこうと思います。

 

Bさん プレゼントする

もう一人の利用者Bさん。この方は私に張りきってこう答えました。

Bさん「これ、ひ孫にあげるんだ~♪

語尾が♪のように可愛らしい声で話して下さいました。最近、孫の赤ちゃんが生まれたとのこと。

※↑丁寧に貼り付けていますね!

 
実は、以前、手先が震えていた(老人性振戦)のですが、割り箸モザイク作業の継続により震えが収まりました!
今回の作品はBさんのモノとして所有するのではなく、大切なひ孫にプレゼントするというのです。※最近、テレビニュースで賑やかになっている「シャンシャン」。割り箸モザイクも「パンダ」。何か縁起がいいですね。

私の望む、OTとしての役目である、
自分の作品を媒体にして、人とのつながりを保つ

まさに、これですね。
ひ孫にプレゼントし、この作品を媒体にした曾祖母とひ孫のつながりを保つ。

これで、またOTとしての役目を果たせそうです!完成まであとちょっと!

最後までお読み下さりありがとうございました。
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