赤ちゃんのオナラは臭い?多い?


オナラは老若男女どの人にも体験する生理現象の1つです。もちろん赤ちゃんだってオナラします。小さい体ながらも、思っていたよりもダイナミックな音が出るのね!と思った人もいるでしょう。

赤ちゃんはよくオナラを出す傾向があり、なかには「うちの子って、おならが多くない?」と心配される方もいらっしゃいますが、赤ちゃんは母乳やミルクを飲む時に一緒に空気を飲み込むので、オナラの回数が多いのは自然のことなのです。

ゲップとして出せなかった分がオナラとして出ることもあります。だからオナラが多く出ることは心配事ではなく、むしろ腸が正常に動いている証拠なので問題ありません。

ハヤシ喜ぶ

ここでは、赤ちゃんのオナラについて説明しています。

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赤ちゃんのオナラは臭い?多い?


母乳で育てられている赤ちゃんの腸内には善玉菌がたくさんあるので、オナラの臭いはあまりしないそうです。6か月あたりから離乳食が始まると色々な物を食べるようになってきますが、オナラが臭ってくるようになります。

離乳食の開始が悪玉菌も増えてくるわけですが、赤ちゃんのオナラが臭くても、元気があり便通も快調であれば何も心配ありません。

下記のような症状に該当することはありませんか?

  • お腹が張っている。

  • 一日中オナラをしている。
  • 機嫌が悪く、縦抱っこをすると泣きやむ。
  • 抱っこするとミルクを戻してしまう。

上向きに寝かすと胃が捻じれてしまい、ゲップが出にくくなってオナラがたくさん出るのは、胃軸捻転症(いじくねんてんしょう)という病気かもしれません。

新生児の腹満やミルクの嘔吐で一番多い原因は、胃軸捻転なんだとか…。 胃が捻じれていると赤ちゃんが心配だけど、お腹に溜まったガスが胃を持ち上げられて捻じれているだけです。2~3か月位には胃の位置もしっかり安定し、体重が増えていれば大丈夫だそうです。

もう1つ、胃軸捻転症に似たヒルシュスプルング氏病という病気がありますが、これは先天性の疾患になります。胃軸捻転症と違う点は、便が出ずオナラも出ないことです。

ヒルシュスプルング氏病の原因は、直腸や下部結腸の壁の神経節細胞が働かなくなり、その部位のみ硬くなってしまうことです。その部位は蠕動運動ができなくなるので、便が思うように運べないため、お腹が膨れ上がってしまうのです。
これには対処方法がなく、そのような症状が見られた場合は必ず小児科を受診しましょう!

母乳ならオナラは臭くない?


ママの母乳だけを飲んでいるなら、赤ちゃんのオナラや便の臭いはあまりしません。ただオナラがたくさん出てしまいますが…。それは腸が正常に働いている証拠なので問題ありません。

母乳には赤ちゃんがすくすくと成長するのに欠かせない栄養分がたっぷり含まれています。主な成分は水分(88%)で、残りの約10%は脂肪、乳糖、タンパク質、ビタミン、ミネラルです。驚くことに、母乳には腸内環境を整えるビフィズス菌やオリゴ糖が豊富に含まれているんだとか!だから赤ちゃんのオナラは臭くないわけですね!

赤ちゃんのオナラが多いのは空気のせい?

赤ちゃんのオナラが多いのは飲み込んだ空気にあります。空気なら誰もが息を吸って吐くわけですが、オナラとは無縁だ思われがちです。ところが、オナラの大半はゲップと同様で吸い込んだ空気なのです!

授乳時にママの乳首が小さい、また哺乳瓶のゴム乳首が小さかったりすると、母乳やミルクと一緒に空気もたくさん飲み込むことになります。さらに何かを求めて大きな声で泣いている時も空気を飲み込むことだってあります。

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赤ちゃんのオナラを出すには?


赤ちゃんが何もしなくても、急に泣き出すことがよく見られますよね?超初心者のママやパパにとって慌ててしまいます…。急に泣き出すのは赤ちゃんが腹痛を訴えているサインかもしれません。赤ちゃんは訴えを口に出せないので、泣き出すしかありません。泣き出すことで、ママに異変を気付かせたいわけですから。

大人でも排泄前に腹痛が起こることがあるでしょう?それを同じことが赤ちゃんにも起こっているのです。その時の状態が熱発や下痢など症状が出ていなければ、その原因は便かオナラであることが多いとされています。

赤ちゃんには便やオナラを自力で出すのは非常に力仕事です!力む姿は愛らしい光景けど、苦しそうな仕草の回数が多いと歯がゆいものです…。
どのようにしたら楽にしてあげることができるのでしょうか?いろいろと調べていくと、以下のような方法がありました。

赤ちゃんのオナラを出す方法

・授乳後しばらく赤ちゃんを縦抱きにしてゲップを出す!
ゲップを出すことで胃へ入った空気が腸へ行きづらくなり、ガスも溜まりにくくなります。ミルクは母乳よりも消化が悪く発酵してガスが出やすいと言われ、できる限り母乳で飲ませてあげましょう。

・ミルクを飲ませ過ぎない!
泣いているとお腹がすいたのかと思い、多く飲ませてしまうのはNG。飲ませ過ぎると苦しくて泣くこともあるそうです。

・ミルク(脱脂粉乳)よりも母乳をあげること!
赤ちゃんを育てる時に母乳で育てる人、ミルクで育てる人がいますが、母乳で育てる方がオナラが出やすい傾向にあるみたいです。母乳はミルクよりも消化が良いからなんですね!

・適度な運動に繊維質の多い食事を!
生後の間もない赤ちゃんにはできないけど、足に近い物を蹴り始める時期から運動を始めると良いようです。離乳食が始まった赤ちゃんには、繊維質の多い野菜などを美味しく食べさせてオナラを出すお手伝いをしてあげましょう!

お腹を「の」の字を書くように手で優しくマッサージする!
授乳後30分くらい過ぎたら、お腹も落ち着きますので、赤ちゃんのお腹(へそを中心に)に、「」の字を書くようにマッサージをしてあげてください。

綿棒で肛門を優しく刺激する。
あまり強く刺激すると、デリケートな肌が痛みますので気をつけてください。また、中に入れて傷をつけることのないように十分に気を付けてください。

乳児用のみかんやオレンジジュースを飲ませる!
3ヵ月頃から柑橘類のジュースも試しに飲ませてみる。ただし、りんごジュースは便秘になりやすいので要注意。お腹の調子が良い時に飲ませてあげてください。

※赤ちゃんの便秘解消法を知りたいなら、次の動画を!

子育てには、いろいろと心配事がつきませんが、身近にいる子育ての経験者やインターネットで育児についての掲示板もありますので、心の霧が晴れるまでぜひとも活用してみてください。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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