鯉のぼりの吹き流しと矢車のイメージ

鯉のぼりの吹き流しの色の由来は?矢車の目的は?

5月5日は「端午の節句(こどもの日)」で、戸外にあちこちと鯉のぼりを飾っているところがありますよね?最近は時代の変化とともに戸外に飾る家が少なくなってきました。

鯉のぼりを見てると、「ああ、春の季節が終わるな。そろそろゴールデンウィークや!」と春の終わりと初夏の始まりを告げてくれます。

ところで、鯉のぼりの飾りのことですが、詳しく説明できます?利用者の何人かに鯉のぼりの由来や飾り物の名前について尋ねると、分かる人も分からない人もバラバラでした。

こどもの日をテーマに回想する場合、”鯉のぼり”の話題が出るので、鯉のぼりの由来や意味、飾り物など丁寧に解説できるようにしたいものです。

ここでは、鯉のぼりの吹き流しと矢車の由来をテーマにお伝えします。

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鯉のぼりの吹き流しの色の由来は?

吹き流しのイメージ
毎年必ず1回は目にする鯉のぼり。色も昔とは違ってカラフルになってきました。突然ですが、ポールの先端から順に、飾り物の名前を全部覚えていますか?

鯉のぼりの場合、真鯉、緋鯉、子鯉ですが、では、鯉のぼりとは異なる一番上にあるカラフルな物はいったい何でしょう?それは吹き流しと呼ばれています。風になびく吹き流しがキレイですよね。

吹き流しの色の由来は?

吹き流しには全部で五色がありますが、それは古代中国の陰陽五行説に由来しているようですよ。

陰陽五行説はWikipediaによると、次の通り。

陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう)とは、中国の春秋戦国時代ごろに発生した陰陽思想と五行思想が結び付いて生まれた思想。陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)、陰陽五行論(いんようごぎょうろん)ともいう。陰陽思想と五行思想との組み合わせによって、より複雑な事象の説明がなされるようになった。また、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在する。

ちょっと難しい説明ですが、陰陽と五行との組み合わせで形成される木・火・土・金・水の5種類の元素が、病気や疫病など災いから幼子を守り、無事な成長を願う魔除けの意味ですね。

木=青
火=赤
土=黄
金=白
水=黒

なるほど、吹き流しには災いから子どもたちを守り、健やかな成長を願うという意味が込められているんですね。「災いから守るため」ということは、恐らく昔は幼子の死亡率が高かったのだと想像できます。

 

吹き流しの上にある物は?

鯉のぼりの矢車と天球
今度はポールの先端にある、丸い物と車輪のような物の名前は分かりますか?あれ、何のためにあるのかを説明できますか?

そこで名称と目的を調べてみました。

天球(丸い物)→神様が見つけるための目印
矢車(車輪のような物)→武将の持つ弓矢

天球は神様に「ここに元気な男の子がいるやで!」と見つけてもらうための目印。だからポール(竿)の先端に目立ちやすいように付けたわけです。吹き流しもカラフルなので、それも目印かもしれませんね!

天球は派手で目印になるけど、音は出ません。そこで、神様がより見つけられるようにと、カラカラと音の出る矢車が登場したようです。

矢車には深い意味があった!


矢車にはもう一つの意味があります。それは魔除けの一つで、音で魔を追い払う力があります。車輪の形にするのは、どこからでも襲ってくる魔を弓矢で射抜くためです。

なるほど、そういや破魔矢も魔除けの一つですね。

上の写真のように、兜をかぶった武将の男の子の人形がありますよね?武将の横に弓矢が置いてあります。これは男の子がいつまでも元気で勇敢な武将のように成長して欲しいという願いが込められているのです!

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鯉のぼりの由来は?最初は吹き流しだけだった?


今となっては、矢車と吹き流し、鯉のぼりが当たり前となっていますが、吹き流しは鯉のぼりよりも昔からあったとか…!

鯉のぼりの歴史を遡っていくと、江戸時代から始まったようです。武士の男の子が生まれたら、幼子の武運と健康を祈るために、家紋の付いた旗や幟(のぼり)を立てる風習がありました。

その後、一般の庶民にも風習が広まってきたけど、旗や幟がないので代わりに「滝を登る鯉は龍になる」という中国の故事の影響で、縁起のよい鯉を高く上げるようになったのが、鯉のぼりの由来とされています。

その飾りが変形して、吹き流しと鯉のぼりがセットになり、現在の形に至りました。

なるほど、庶民は旗や幟の代わりに、子どもが元気に育って出世できるようにと、鯉のぼりを上げるようになったんですね。

屋根より高い鯉のぼり♪という歌詞がありますが、屋根よりも高く掲げる理由は、きっと周囲に邪魔な物がなく「元気一杯に泳げられるように=元気に育って出世できるように」という願いを込めていたんでしょうか。

でも都会化しつつある現在では、そういう目にする機会が減って寂しいですが…。ベランダにミニサイズの鯉のぼりが飾られているのを見かけるけど、それが精一杯なんでしょうね。

 

鯉のぼりの吹き流しと矢車のまとめ

鯉のぼりの飾り
鯉のぼりは簡単にまとめると、「子供の健やかな成長とともに、立身出世の願いを込めて鯉を立てた」のが由来ということになります。風になびかれる鯉のぼりたちを見ると、「もっと明るく元気に生きよう!」とそんな気持ちになれますよね。

今回は天球と矢車、吹き流しについて説明しましたが、鯉のぼりのお飾りの名称を覚えましたでしょうか?
上から順に、それぞれの飾り物を確認してみましょう。

天球
矢車
吹き流し
真鯉
緋鯉
子鯉

天球は神様が降りてもらうための目印。矢車も神様に気付いてもらうための目印と魔除け。吹き流しは子どもたちを災いから守るため、健やかな成長を祈るための物でした。

これで鯉のぼりをテーマに、回想できるかな?

good

(吹き流しの写真を見せて)これ、何だと思いますか?


利用者A利用者A

水ミミズちゃうか?魚のエサの奴?


利用者B利用者B

分かった!ルアーでしょ?


ハヤシ

…。(魚のエサだと思ってる!)

最後までお読み下さりありがとうございました。
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