蛍を気持ちよく観賞するのに虫除けスプレーを使っても大丈夫?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
もう少ししたら蛍が増えてくる季節ですよね!幻想的な光がキレイで心が落ち着きます。
でも最近ではキレイな川が少なくなり、あちこちで蛍を見られなくなってきているのが現状です。
蛍を見るには、蛍の名所と言われる所に行かないとなかなか見ることが難しくなりました。
しかし、そういった所は蛍を守るために厳しい決まりがあったりするんですよね。
蛍を観賞するためのルールって、意外と知らない人が多いかもしれません。
ここでは、蛍を気持ちよく観賞するのに虫除けスプレーを使っても大丈夫か?についてお伝えします。
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蛍観賞に虫除けスプレーを使っても大丈夫?
蛍を見に行く時って絶対に夜ですよね。(当たり前ですが…)
草むらを歩くことだってあります。カップルだけでなく小さな子ども含む家族で見に行くこともあるでしょう。
小さな子どもを連れて行くとなると、気になるのは虫刺され。
最近では、蛍の名所や蛍を管理する施設でも、蛍を我が子のように大事に育てられています。ちょっとした観光名所的な位置づけで人集めになるからです。
そのような場所では、蛍を守るために「虫除けスプレー使用禁止」と注意書きがあります。
蛍だって虫の一種ですから、虫除けスプレーを噴射する人が増えれば少なからず影響があるでしょう。
でも、そこまで禁止する必要まであるのでしょうか?
蛍を見に行ったが、かえって虫に刺されて後々苦労した!なんてこともあるでしょう。
虫除けスプレーって、どんな種類があるの?
そもそも虫除けスプレーって、どんな種類があるのか知っていますか?
成分や濃度によって効果が違ってきますが、一番有名な成分はディート。
最近少しずつ増えているのがイカリジン。赤ちゃんや肌の弱い人向けにハーブなどの天然成分由来の虫除けスプレーがあります。
成分はだいたいこの3種類に分かれます。
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ディート
ディートは虫除けスプレーの中で最も使用されている成分です。水に溶けにくく皮膚や衣類に直接塗布しても問題ありません。
昆虫やダニなどに対する防御方法として世界中で使用されています。コスト的にも非常に安価で幅広く活躍しています。
もともとディートはアメリカ陸軍が開発した軍事用でした。戦時中、ジャングルで多くの米兵を助けるために開発したとか…。
戦後、民生用として使用が開始されました。
ディートが忌避剤として使用されたのは昆虫がこの物質を嫌い、人に接近しないというだけで作用の詳細は未だに分かっていないようです。
でも確かに効果は長続きします。
日本ではデンブ熱が流行った2016年に今までディート濃度12%以下しか販売出来なかった物が、30%まで第二類医薬品として認められ市販されるようになりました。
しかし、大人でもアレルギーや肌荒れを起こすケースがあるため、たくさんの使用は控えるように注意書きがあります。
また、赤ちゃんや子供には必ず大人が塗るように指示書きがあり、大人の半分の時間しか使用できないので注意が必要です。
イカリジン
1986年に西ドイツのバイエルという人がディートに代わる忌避剤として開発しました。イカリジンの効果はディートとほぼ一緒です。
ディートとの違いは皮膚に対する刺激性がないことです。
日本では2015年に初めて市販化されています。割と最近ですね!
イカリジンはディートよりも使用濃度が少なくて済み、イカリジン濃度15%でディート濃度30%と同じくらいの能力となります。
ディートは使用制限がありますが、イカリジンは誰でも気軽に使用できるところが特徴です。
つまり小さな子どもからお年寄りまで幅広く使用できるのです!しかも独特な忌避剤の臭いもありません。
天然成分由来の虫除けスプレー
天然成分の物は人体には無害で安心ですが、ミントやハーブなどの少し刺激のある匂いが特徴的です。
ですが、効果はディートやイカリジンに比べると弱いです。
以上が一般的な虫除けスプレーの説明になります。
蛍観賞の際に虫除けスプレーを使用するには?
虫除けスプレーを蛍観賞の際に使用して良いかと言われると、殺傷能力があるわけではないので一般的な常識の範囲で使用すれば問題ないと思います。
ただし人体に虫を近づけない作用のあるスプレーですので、蛍に全く影響がないわけではありません。
蛍のいる場所で散布しないこと(もちろん直接蛍に向かって散布しない)は第一条件です。
虫除けスプレーはあくまで塗布面から数cm程度での忌避効果を考えて作られています。
離れた所で蛍を観賞する場合、蛍に与える影響はほとんど考えにくいです。
蛍観賞に行く前に、なるべく時間をあけて体に塗布することが重要です!
蛍が飛び回っている所での使用は避けることを理解しておけば問題はないと思います。
出来れば無臭の物を使用したほうが無難でしょう。
まとめ
最後に注意して欲しいのは、名所・施設によっては虫除けスプレーを禁止されている所があります。
その場所の決まりことですので、絶対に使用しないように気をつけてください。
いつまでも良い思い出として残せるよう、またこれから先も蛍観賞出来るように最低限のマナーは守っていきたいものです。
マナーを守ることが蛍を守ることに繋がりますから。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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