卵巣がんの遺伝子と血液検査について

卵巣がんの遺伝子と血液検査について

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

卵巣がんは遺伝性の高い病気です。
病院での受診の際には、問診票では「身内でがんにかかった人がいる」かどうか?という項目が必ず記述されています。

特に、卵巣がんは若い女性でもかかりやすいがんと言われているので、急激に子宮が痛くなったなどというときは早急に病院にいって検査を受けたほうがいいでしょう。
(※私の知人がまだ30代なのに卵巣がんと診断されました。でも今は克服し元気一杯!)

そのようなときに、身内にがんになった人がいるかどうかは基本で聞かれることなのですが、併せて検査を受けることになります。
病院によって異なりますが、血液検査と遺伝子検査を必要に応じて実施されることが多いと思います。

ハヤシ喜ぶ

ここでは、がんの遺伝子検査と血液検査についてお伝えします。

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がんと遺伝との関係は?

卵巣がんと遺伝との関係性はあるのでしょうか?
実は、それは大いに関係しているようです。

遺伝的な要因で発症する卵巣がんを、遺伝性卵巣がん症候群(HBOC)といい、卵巣がんの5~10%が遺伝的要因が関係していると言われています。

あのハリウッドスターの女優が、乳がんの遺伝子検査を受けて乳がんになる確率が高いと結果が出たことで、将来を考え予防的な意味合いで乳房切除術、そして切除後の乳房再建術を施術したというメディア関係でニュースが流れていたことが記憶に新しいでしょう。

あの女優さんのように、自身が遺伝性がんなのかどうかを調べるのが遺伝子検査なのです。

遺伝子検査について

血縁者に卵巣がんが多く見られる家系を調べたところ、がん発生に関連するBRCA1遺伝子BRCA2遺伝子を有していることが分かっています。

この遺伝子のどちらかに遺伝的な病変があると、卵巣がんの発症リスクが高くなり、約50%の割合で遺伝するという報告があります。
BRCA1遺伝子、BRCA2遺伝子ともに、男女の性別に関係なく遺伝すると言われています。

また子供2人のうち、どちらか片方にだけ遺伝するということもありません。
しかし卵巣がんを多く発症する家系であっても、卵巣がんを発症した患者から必ずしもBRCA1遺伝子やBRCA2遺伝子が決して見つかるわけではありません。

もし遺伝子検査を受けてBRCA1遺伝子、BRCA2遺伝子の異変がないと判断された場合でも、遺伝性の卵巣がんではないとは一概に言えません。

卵巣がんの発症には、他の遺伝子が関係していることもあります。
遺伝的卵巣がん症候群には、若い年齢で発症する、2世代にわたってがんの発症者がいる、卵巣がんと乳がんの両方を発症する、男性血縁者に乳癌発症者がいるなどの特徴があります。

BRCA1、BRCA2遺伝子検査は、遺伝性卵巣がん症候群であるかを確定診断するための唯一の検査方法です。

ですが、すべての卵巣がん患者に行われるわけではなく、既往歴や家族に卵巣がん患者がいるかなどの家族歴から遺伝的卵巣がん症候群であることが疑われる場合に、確定診断の目的で行われます。

日本では、卵巣がんを発症した人の5%~10%の人が遺伝性によるものだと報告されています。

これが高いか低いかということなのですが、このうち遺伝子異常の人が44%ですから、高確率であることに間違いありません。

遺伝子検査は、まずは家族歴の作成を行った上でのカウンセリングを行います。
遺伝子検査についての詳細は省きますが、これには無保険で約20万円かかるそうです。

そして、その結果に伴って予防的な施術を行うということです。

遺伝子検査は私たち日本でもすでに行われている方法ですので、ご心配な方は遺伝子検査のできる病院で一度相談なさるといいでしょう。

ちなみに自宅でできる遺伝子検査キットがあります↓
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卵巣がんの血液検査とは?

もう一つの血液検査は、一般的ですね。

がんがあると血液検査で異常値を示すことがあり、それで発症が分かるのですが100%確実ではないんですね…。

「普段の値がこれ位、異常の値はこの位に上がる」という平常値が分からなくては血液検査の意味がありませんが、遺伝子検査と比べても安価です。

一般的に行われる検査の流れですが、多くの場合は血液検査を行い、結果が陽性の場合であれば遺伝子検査に移るということになります。

家で血液検査ができる?

最近では、家にいながら血液検査を受けられるようになってきました。
たった一滴の血液で生活習慣病や感染症、がんなど簡単にチェックできるというものです。

女性用がんに特化した血液検査もあり、卵巣やすい臓、消化器系のがんをチェックできます。
初期に自覚症状が少ない卵巣がんを早期発見するのに最適な検査ではないでしょうか?

検査キットが送られてくるので、簡単に自己採血ができ、それを返送するだけでOKなのです。
約1週間後に、メールもしくは郵送で検査結果が分かります。

たった一滴で済むので、病院に行かずに済むので忙しい人にとってはありがたいかもしれません。

そもそも血液検査が自宅でもできるようになったのは、病院など医療機関で検査を受けに行く人が少ないからです。
現に、日本のがん検診受診率は先進国の中で最低レベルと言われていますから…。

だから少しでも発症リスクを下げるためにも、こうして自宅でできる血液検査が普及してきたのです。

がんや生活習慣病などの主要な病気をはじめ、体質も含めると400項目の遺伝子検査が行えます。
一生に一度の検査ですから、発症リスクや体質の遺伝的傾向を知り、今後の生活改善に役立てることができます。
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最後までお読み下さりありがとうございました。
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