上肢麻痺に対するOTアプローチ

上肢麻痺に対するOTアプローチ

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

まだ梅雨が明けてないようですね。それが明けたら、いよいよ夏本番です。
でもコロナ感染拡大で、自由に行動ができません…。

こんな時期だからこそ、上肢麻痺に対するアプローチ方法を復習しようと思います。

シャキ!

ここでは、上肢麻痺に対するOTアプローチについてお伝えします。

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上肢麻痺に対するOTアプローチ

管理人はこれまでずっと老人ホーム一本でしたので、急性期の対象者へのリハビリはあまり経験がありません。

稀ですが、急性期の利用者が来所されることがあるので、上肢麻痺に対するOTアプローチを復習しようと思いました。

今回の資料は、前職場の時、先輩OTから頂いたモノです。
この先輩OTは病院で急性期の患者の上肢麻痺アプローチを経験したと言うこともあり、大変勉強になったのを覚えています。

まずはBrs,stageⅠとⅡに対するOTアプローチを復習です!

Brs,stageⅠとⅡに対するOTアプローチ

治療目的:筋緊張を高め、反射を基礎として共同運動パターンを誘発すること。
また、stageⅡ~Ⅲでは共同運動もしくはその要素が出現する。そのため、共同運動パターンの随意的コントロールを得ることが大切。

※共同運動パターンを誘発する際に、阻害因子にならないように留意。

Arm

・ROMex:拘縮予防、筋緊張の変化の確認

※弛緩性麻痺のある上肢に対してはROMをする必要がない。
※回数よりも伸びている時間が大切。最終域で3~10秒間保持する。

・肩甲帯のProtraction:近位筋の収縮を促し、支持性を高める

①側臥位にて上肢を介助して肩甲帯のProtrationを引き起こす。

背臥位にて抗重力位で介助された肩甲帯のProtrationを行なうことで近位の支持性が得やすい。
※肩甲帯のProtration→前を押す動作をし、筋緊張を入れる。

②背臥位にて両手指(患側母指が上)を組んで肘を伸展させ肩の屈曲運動、天井方向への挙上を行なう
空間保持時間は3~10秒間
※両手指を組むことにより手掌からの感覚を刺激する
※連合反応による手指・母指の緊張を軽減する
※自動介助運動によって、どういう運動をしているのか?対象者にフィードバックさせる。

③関節圧縮(joint compression)
ハンドリングが代表。
※亜脱臼の人はなるべく固定させた上で行なうこと。
肘ロックを確認。対象者に肘ロックを意識してもらう。

今日はここまで復習しました。

まとめ

Brs,stageⅠとⅡへのPOINT

Brs.stageⅠとⅡにおいて大切なことは、
☆筋の使い方
☆その人の特徴を知る
☆筋緊張の変化
☆Brs.stageを確認し、stageに応じたアプローチを行なう

次回は、ポジショニングとFinger、ADLexについて復習しようと思います。

復習していくと、学校で学んだことが少しずつ記憶がよみがえってきましたね。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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