4日目 介護予防運動指導員の養成講座
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
介護予防運動指導員の養成講座4日目です。
4日目も理論中心でしたが、主に転倒予防特論と失禁予防特論の講座内容でした。
どちらも勉強になったのを記憶しています。
さすがに4日目となると、体は大丈夫だけど精神的な疲労が抜けきれませんでした…。
※1日目の講座はこちら
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※3日目の講座はこちら
ちなみに管理人が受講したのは、セントラルスポーツさんです。
※介護予防運動指導員の講座を受けるなら、どこがオススメ?↓
介護予防運動指導員の講座を受けるには?オススメの講座は? みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56) 介護予防運動指導員の講座を受講すると決めたら、まずは、どの講座があるのかを事前に調べてください。 …
資料を取り寄せて比較検討した結果、セントラルスポーツさんが一番受講料が安かったので、オススメです。
しかも介護予防運動指導員として活躍したいのであれば、セントラルスポーツさんから仕事を紹介してくれますよ。
ここでは、4日目の介護予防運動指導員の養成講座についてお伝えします。
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4日目介護予防運動指導員の養成講座
ここでは転倒予防特論に関して、講師が「ここは大事!」と指摘した点を紹介したいと思います。
転倒予防特論
高齢者は1年間で約10~20%が転倒し、そのうちの約10%が骨折に至る。
大腿骨頚部骨折の原因は、80%以上が転倒。
骨折にならくても、転倒を経験すると移動の自信を失う転倒後症候群を生ずることがある。
※転倒後症候群…激しい転倒恐怖感による歩行障害。
転倒の定義
転倒の定義:自分の意志ではなく、地面またはより低い場所に、膝や手などが接触する。
転倒の危険因子
内的因子(身体的疾患、薬物、加齢変化)と外的因子(物的環境)がある。
加齢変化においては、最大筋力低下と平衡機能低下により歩行能力の低下につながりやすい!
つまり、筋力の低下は転倒の危険因子になりやすい!
外的因子においては、家庭内での高齢者の不慮の事故で、もっとも多い事故状況は転倒であり、全体の60%以上を占めている!
転倒予防対策
転倒予防に用いることができる改善可能な危険因子は、次の4点。
①視力障害
②鎮静剤や降圧剤などの薬物服用による副作用
③筋力低下に伴う身体活動の低下
④家屋内外の物的環境の整備
転倒危険因子改善の研究成果
地域在宅高齢者に対する介入効果
・運動強度の点でみると、高強度な下肢筋力強化が有意な効果あり。
筋力+バランス能力+歩行能力向上を併用した運動介入も有意な効果あり。
・15週間の太極拳も有意に転倒予防効果あり。
※だから高齢者に人気があるんですね!
病院、施設入所高齢者に対する介入効果
明確な介入効果が確認されたものは少ない!
これは在宅高齢者に比べ、虚弱化が進行していることや転倒の危険因子となる慢性疾患が背景にあるなど、介入の効果が出現しにくい状況にあるため。
・PTによる個人の状態に応じた運動療法を4ヵ月間行い、転倒予防の効果を分析したが、移動能力に改善が認められたものの転倒予防に効果は認められなかったと報告あり。
・筋力増強練習と歩行、自転車エルゴを用いた有酸素運動の練習を2年間にわたり実施したが、転倒予防効果は得れなかった。
太極拳を用いたバランス練習を2年間実施した結果、これも転倒予防効果は認められなかった。
※在宅高齢者の人であれば太極拳が有意な効果があるようです。
・バランス練習と低強度の筋力増強練習、リラクゼーションとの組み合わせにおいても転倒予防効果は認めれていない。
さいごに
「病院、施設入所高齢者に対する介入効果」において、地域高齢者に比較して、いくらリハビリをしていても転倒予防効果があまり期待できないという話を聞いて衝撃を受けました。
確かに移動能力がアップしたけど、だからといって転倒予防につながわるけではないんですよね。
移動能力アップ+転倒予防力アップを目指すなら、低強度だけではなく、高強度に設定した筋力増強練習も併せて介入しないと効果が期待できないのです。
※筋力増強については↓
いよいよ次が最終日です。
最後のコマが試験ですので、自宅に帰ってからもしっかりと復習しました。
講師が「ここは大切なところです!アンダーラインを引いてください。」と言ってくれるので、アンダーラインを引いてある箇所だけはしっかりと読み直すように心がけました。
今日はここまでにしますが、次回は介護予防運動指導員の試験対策のために復習したところを紹介したいと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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