1日目 介護予防運動指導員の養成講座

介護予防運動指導員の養成講座

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

管理人は介護予防運動指導員の資格を保有しています。

今から6年前でしょうか?
介護予防運動指導員の養成講座を受け、筆記試験も受け、無事に合格を取得できました。

最近、介護予防運動指導員の資格を目指そうと、PTに限らずOTも増えてきました。

シャキ!

ここでは、管理人が受けた介護予防運動指導員の養成講座についてお伝えします。これから取得を考えている人がいましたらご参考になれば幸いです。

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1日目介護予防運動指導員の養成講座に参加

当時、管理人が介護予防運動指導員の養成講座を受けたのは、セントラルスポーツ主催の講座です。
会場もセントラルスポーツでした。

※介護予防運動指導員の講座を受けるなら、どこがオススメ?↓

セントラルスポーツはいわゆるスポーツクラブですから、館内にはランニングマシンやトレーニング機器、プールなど設備されてあります。
館内の一室を会場として、そこで養成講座を開かれました。

一つ驚いたのは、参加者が私を含め5人だけでした!

少なッ!

10,20人規模だと思っていましたから…。

介護予防運動指導員って、知名度が低いのでは?と思ったら、実は、そうでもありません。

講師からの話

全国で有資格者は3万人(2014年時点)だそうです。
神奈川県の人で有資格者はまだまだ少ないと聞き、ホッとしました。

これから要支援・要介護者の割合が増加傾向にあると言われ、そんな状態を食い止めるには、介護予防の知識や技術を身につけた従事者が必要とのこと。

最終日に試験があります。
筆記試験のみで実技はなし。
45問で制限時間は60分。合格率は90~95%

しっかりと講座に出て話を聞けば、間違いなく試験合格できるということなので、睡魔に負けず、講師の話を懸命に聞きました。

ただテキストが500ページもあり、かなりのボリュームです…。

1日目を終え、参考になったこと

とりあえず1日目の養成講座を終え、以下、復習しました。
かなり多いので、一部だけですが…。

介護予防とは?

「高齢者が要介護状態に陥ることなく、健康でいきいきとした生活を送ることができるように支援すること、また、すでに要介護状態であっても重症化を防ぐことも介護予防である」と定められている。

介護予防としての老年症候群

次のように老年症候群の特徴がある。

①明確な疾病ではない(歳のせいとされる)
②症状が致命的ではない(生活上の不具合とされる)
③日常生活への障害が初期には小さい(本人にも自覚がない)

対策上のポイントして…、

①対応すべき対象者の明確化
②比較的長期間に渡る身体機能の改善により症候の改善や抑制が可能である。
③高齢者本人が減衰した機能の改善を実感し、ADLの拡大とQOLの向上が実感できること。
(←数値ではなく、できるか?できないか?が大事)

重点的な取り組みは?

転倒、失禁、低栄養、生活機能低下、軽度の認知機能の障害、うつ、睡眠障害、口腔内清潔と咀嚼能力の保持。

介護予防評価学

評価で大切なことは…、

①対象者の選択
地域高齢者から要介護に陥るリスクを保持する高齢者を選択する(スクリーニング)。→「おたっしゃ21」で対象者を選定。
②提供した介護予防サービスの効果判定
介護予防事業によってもたらされた効果判定を行う。

質問紙調査の方法は、以下の方法がある。

①老研式活動能力指標
②MFS
③SF-36
④おたっしゃ21
⑤基本チェックリスト

※SF-36はOTの人なら聞いたことのある質問紙調査の一つですが、無断で使用することは不可のようです!
つまり商標登録してるから有料なんだって…!

CGTとパワーリハビリ

CGTとパワーリハビリ、どちらもやり方が違うとのこと。

両者の違いを簡潔に言うと、次のようになる。

・CGT:4種類の筋トレマシン(メーカーはどれもOK!)
Ns,PT,運動士のスタッフがいることが条件。

・パワーリハビリ:6種類の筋トレマシン(コンパスというメーカー)
どのスタッフでもOK!

前職場(老健)では、CGTという名目で実践していたけど、どうやら意味合いが違っていたようです。

CGTの特徴

CGTの特徴は、以下の5つある。

①身体機能の向上を目標
②体力の要素を包括的にトレーニング
③医療と体育の協働
④期間を限定した集中トレーニング
⑤客観的評価

私たちが現場でこれまでに実践したCGTの内容と照合してみると、残念ながら5つの特徴を何一つ活かしていませんでした。
今まで何をやってたんだろう笑

※CGTについては↓

今日はここまでにしますが、次回も2日目介護予防運動指導員の養成講座を紹介したいと思います。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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