プラス誘因の設定で運動習慣を
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
私たちの身体機能は一般的に30歳あたりをピークとしていますが、それ以降はほぼ直線的な老化現象によって低下する、とされています。
もしその過程で何かの病気を患ってしまったら、さらに直線的に下降するかもしれません。
この直線的な老化現象を脱するには、やはりリハビリなどの運動が必要になってきます。
でも運動する習慣のない人に「運動したほうが身のためになるよ」と説得しても、そう簡単に動いてくれないと思います。
ここでは、運動やリハビリのしない人に対しどうしたらいいのか?をお伝えします。
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運動を継続的に行うことが重要
若い時から運動によって身体機能を高く維持できれば、ピーク後は直線的ではなく緩やかな速度で身体機能が低下していくことが可能と思われます。
管理人もなるべく週2,3回は運動するように心がけています。
高齢者の場合は、老化現象だけでなく疾患に基づいた主たる器質的な障害を呈していることもあるので、全身的な運動機能評価を行うことが重要なんですね。
身体機能の低下の速度を落とすには、全身的なパフォーマンスの向上を図ると良いとされています。
それがパフォーマンスが高めれば、安全で効率のよい動作を獲得できるでしょう。
だから運動を継続的に行うことが身体機能の維持に必要なわけですね。
じゃあ、リハビリをずっと頑なに拒否している人、体を動かさない生活様式が定着しているため、運動習慣のない人、そのよな人に対しどうしたらいいのでしょうか?
運動する目的や目標を設定する
プラス・マイナス誘因を考慮して目標を設定するわけですが、どちらかと言うとプラス誘因から設定します。
例)電車で旅行が好きな方であれば、ホームの階段昇降ができるように歩行と階段昇降の練習を行う。→プラス誘因
例)糖尿病があるので血糖値を下げるためには運動が必要。でないと、将来、インスリン注射が必要になるかも?と医師が言っている。→マイナス誘因
運動は辛くて苦しいものではない。楽しい運動だと思えるように働きかける
リハビリ室は活気のある場所で運動をしたくなると思えるように雰囲気を作ります。
とはいえ、リハビリ室だけが運動する場所ではなく、リハビリ室以外の場所(屋外など)でも運動する場所を設けます。
普段の生活の中にも運動を
リハビリの時間以外の生活の中にも自然に組み込みやすい目標を入れて運動を行う。
例えば、いつものスーパーで買い物に行くのではなく、ちょっと遠出にあるスーパーまで買い物に行くなど。
さいご
運動に対する意欲が低いのは、高齢者のなかには軽度の抑うつ状態の方がいるかもしれないので注意が必要です。
また心身活動性の低下も老化現象の一つですので、運動に対する意欲が低いこともあるでしょう。
活動への原動力となるものを事前に見つけていれば、状況を打破するキッカケになると思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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