股ずれを治すのはワセリン?オロナイン?
股ずれになった時、その痛みを緩和させるのに適切な処置が必要になりますが、何を使ったらいいのか分からない人もいると思います、管理人もその一人でした。
ネット上では度々目にする、股ずれを治すのに効果的と知られるワセリンとオロナインがあります。
しかし、これらの2つのどちらを使えば、股ずれを治すのに効果的なのか分かりにくいですよね?
ここでは、股ずれケアに使われるワセリンとオロナインの効能や使い方など説明しています。
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オロナインは炎症を癒す力に優れている!
オロナインはTVコマーシャルでも流れるほど、知名度抜群のケア用品ですよね?これは頑固なニキビ解消にも役立つと言われていますが、よく用いられるのは傷のケアです。
股ずれは皮膚と皮膚の間で摩擦によって生じる摩擦性皮膚炎の一つで、赤く腫れたりヒリヒリと痛む症状があります。
ということは、オロナインには消毒効果や傷を癒す効果があるので最適な塗り薬と言えます。寒い時期に顔や手などカサカサになりがちな患部にオロナインを用いるのは、保湿成分の配合によりかゆみや痛みも抑えてくれるからです。
オロナインで股ずれを治す方法は?
オロナインで股ずれの使用方法ですが、炎症のある部位をまず清潔にしてからオロナインを塗布します。そして絆創膏を貼っておくと、なお傷や炎症の治りが早まります。股ずれの部分が広範囲であれば絆創膏の代わりにガーゼでもOK!
オロナインは安全!
多くの塗り薬にはステロイドが含まれていますが、オロナインには配合していないので安心して使えます!自宅に1本のオロナインを置いてある一般家庭が多く、小さな子どもからお年寄りまで安心して使えるようになっているわけです。
※ステロイドには皮膚脱色などの副作用があります。
しかもオロナインは私たちの身体にほぼ無害なワセリンも含有しているため、敏感肌にも負担がかからず優しいです。塗り薬に抵抗ある人でもオロナインなら安心して使えます。
こんな時はオロナインを塗ったらNG!
切り傷や擦り傷によく効くオロナインですが、以下のような症状が見られる時にはオロナインを使用しない方が無難です。
・湿疹
湿疹とはかぶれただれのことですが、なぜ使ってはいけないのか?
それはオロナインに含まれる特定成分が湿疹をさらにひどくしてしまう恐れがあるからです。いわゆるオロナイン特有の副作用で、皮膚の炎症を広げたり発疹や赤みを引き起こすこともあります。オロナインの公式サイトをご覧になれば分かる通り、皮膚のかぶれやただれには塗ってはいけないと記載されてます。
・非常に深い傷
オロナインと言えば傷を治癒してくれる働きがありますが、これは軽度の傷や火傷のことで深い傷は含まれません。出血がひどい場合は、オロナインだけで治すのは難しいからです。確かに傷の痛みを和らげてくれますが、非常に傷が深くて痛みが強い場合にはカバーしきれません。
・虫さされ
アレルギー反応を起こすことがあるので使用は控えましょう。
・アセモ
ネットの書き込みの中には、アセモにもオロナインが効果的と記載していますが、これは誤った情報のようです。アセモも湿疹と同様、オロナインを塗ると悪化したり、アレルギー反応も起こしやすくなるので絶対に塗らないようにしましょう。
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ワセリンはお肌を守ってくれる働きが強い!
ワセリンはお近くのドラッグストアで、簡単にお買い求めいただけるごく一般的なお薬です。安全性も高く肌に優しい成分なので使用用途が広いです。ワセリンには薄い油膜を張って刺激からお肌を保護してくれる働きがあり、この油膜のおかげで皮膚へのダメージを最小限にガードしてくれるわけですね。
ベタベタするから使いにくいと言う人もいますが、その際はベビーパウダーを軽く付けるとベタベタ感が解消されサラサラになります。
結局股ずれにはどっちがいいの?
股ずれを治す薬として、ワセリンとオロナインのどちらを使えばいいのか?上記でご説明したように、どちらも股ずれケアに効果的なのは確かですが、厳密に言うとワセリンは股ずれの予防に効果的であり、オロナインは股ずれ解消に役立ちます。
つまり、使用すべきタイミングが違っているのです。ワセリンは股ずれが発生する「前」に使用するものなのに対し、オロナインは股ずれになった「後」に使用するといいものです。
終わりに
いかがでしたか?ワセリンとオロナインについて、それぞれの効能や用途が分かっていただけたでしょうか?
正しい特徴や使うタイミングを知っておけば、股ずれになった時も両者を上手に活用すれば股ずれを治すのに役立つでしょう!