手作りの段ボール製コックアップスプリント
職場にスプリントを作製するための道具など一切置いてありません。老健なので病院とは違い、必要最低限、治療に必要なものはあまり置いていないのが現状です。
スプリント製作に関わることも作業療法士ですが、確かに老健ではそれほど必要ではないと思います。しかし、たまに下垂手様の症状が出る利用者がいるんですね。
そこで、サッと手軽に製作できないものか?と思って、手製のコックアップスプリントを探してみました!
ここでは、手作りの段ボール製コックアップスプリントをお伝えします。
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手作りの段ボール製コックアップスプリント発見!
老人ホームに少なからず掌屈拘縮のある利用者がいると思うので、これ以上の変形拘縮を予防するためにはコックアップスプリントが必要だなと感じました。たとえ、掌屈拘縮の人がいなくても、いつても用意できるようにとコックアップスプリントが1つあると安心ですよね。
そこで簡単に作れる方法はないか?と探した所、これは!と思う文献がありました。文献は「段ボールを使用してのコックアップスプリントの紹介」(作業療法第19巻第3号,2000)
必要な道具や材料は、全て揃えやすいモノばかりでした。
※実際に装着してみた!↓
段ボール製コックアップスプリントを作ってみた!
材料や道具は次の通り。
材料:段ボール、ガムテープ、割り箸
道具:カッター、ハサミ、ペン
実際に作製してみました。
※完成したコックアップスプリント↓
※割り箸を使って前腕部を補強しているところ↓
一つ気になったのはガムテープ。
ガムテープで前腕を固定するのですが、間違いなく接着力が低下するでしょう…。
あくまでも一時的というか前段階での試行のために使う分にはいいでしょう。でも段ボールでコックアップスプリントが製作可能であることが分かったので、これからも段ボールでスプリントを製作していこうと思います。