ミスマッチの溝を解消するには?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
以前、ミスマッチがリハビリの成否を左右する要因でもあることをお話ししました。
突っ込んだ質問で相手のニーズを!利用者の潜在的ニードを探るステップ5 利用者の潜在的なニーズを引き出すにはどんな質問をかけたらいいのでしょうか? 大切なことは、どんどん質問して相手に語らせることです。語らせることで、利用 …
ミスマッチを解消するには、質問で利用者の問題の本質を探り出し、さらに気付きを得て、利用者の需要を満たすことです。
利用者が本当に望んでいるものを手に入れるには、質問力という力で聞き出すしかありません。
しかし自分にそれなりの質問力を持っているとしても、必ずしも利用者の需要を満たせるとは限りません。
一つでもミスマッチが思わぬところに生じたら、リハビリの目標を達成できなくなります。
ここでは、ミスマッチの溝を解消する方法についてお伝えします。
どんなミスマッチの罠が潜んでいるのか?
利用者との間にどんなミスマッチの罠が潜んでいるのか?
濱田昇著「質問力で稼げ!」によると、次の3点の問いに対して自信を持てるかどうかが大切だと話しています。
①あなたの「お客さん」が解決したい欲求や悩みを、あなたは本当に理解しているでしょうか?
※「お客さん」を「利用者もしくは患者」に置き換える。
②「会社や上司」があなたに何を期待しているのか、本当に理解しているでしょうか?
※「会社や上司」を「利用者のご家族様やケアマネ、担当スタッフ」に置き換える。
③そして、あなたはそれらを100%満たす価値を提供できているでしょうか?
※「価値」を「知識やスキル、過去の成功・失敗の経験など」に置き換える。
これらの問いに「Yes!」と自信を持って即答できなければ、ミスマッチの罠に陥ってしまうと言われています。
利用者との間にどんなミスマッチの罠が潜んでいるのか?
それを利用者と一緒に探し出して見つけたら、利用者と一緒にその解決に全力を注ぐことが大切なんですね。
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ミスマッチの溝を埋めるカギ
まず、自分から質問する前に知っておくべき大前提があります。
自分がどんな状況に置かれているか?を認識する。
認識できていないと、ミスマッチの溝にはまってしまうかもしれません。
濱田昇著「質問力で稼げ!によると、次の3つの質問に出てくる答えこそが、ミスマッチの溝を埋めるためのカギとなると述べられています。
①相手が心の底から渇望しながらもまだ満たされていない悩み・欲求は何か?
②商品を売る、企画を練る、与えられた仕事を行うなど、今の自分が行っている行為は、相手の悩み・欲求に対してどんな価値をもたらすのか?
※「商品を売る」「企画を練る」を「プログラム立案」や「知識・スキル」に置き換える。
③相手のどんな悩みや欲求を解決できていないのか?
問題解決のためにもっとも重要な大前提があり、それは、リハビリにおける質問の目的を明確にすることです。
その目的とは、相手と一緒になって問題解決のための回答を探し出すのです。
回答する相手さえも気付いてない無意識的な欲求や悩みがきっと隠れていると思います。
高齢者自身は具体的な生活目標というか、自分の望む生活像へのイメージを作れないため、「転ばないように歩きたい」とか「足の筋力をもっとつけて、しっかりと歩きたい」と漠然としたニードを挙げることが多いと思います。
高齢者の多くは、リハビリと言ったら「歩く練習」と思っている人が結構いますよね?
リハビリ=歩行
という図式が出来あがっているような気がします。
リハビリは歩くために訓練をするイメージを抱いている高齢者がたくさんいます。
したがって、リハビリへの希望を尋ねても、
しっかりと歩けるように
としか答えれないのではないでしょうか?
医療系ドラマや映画のなかでも、いつも歩く練習の場面って多くありません?
医療ドラマを良く見るのですが、リハビリのシーンでは、どういうわけか歩くシーンが多いように感じます。
それだけ、リハビリは歩行練習というイメージが強いってことですね。
歩く以外に、自分さえも気付いてない無意識的な欲求や悩みをセラピストと一緒になって探し出すことが大切だと思います。
上述した、①相手が心の底から渇望しながらもまだ満たされていない悩み・欲求は何か?を見つけられるかもしれません。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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