車椅子用クッションの選定方法

車椅子用クッションの選定方法

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

車椅子用の座クッションを使うのに、何を基準に選んだらいいのでしょうか?
座布団をクッション代わりに使う人がいますが、後述する座位能力Ⅰレベルの人であれば問題ありません。

Ⅱレベル以上の人が座布団を使うとなると、発赤や褥瘡など皮膚トラブルの発生リスクが高まります。
そんな時は車椅子用の座クッションを用いたほうが、その人のためにもなります。

シャキ!

ここでは、車椅子用クッションの選定方法について紹介したいと思います。

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車椅子用クッションの選定方法

様々な専用クッションがありますが、まずは座位姿勢を評価し、その上でクッションを選定します。

もっと簡単に選定する方法があります。
それは座位能力別にクッションを選定することです。

もう一度座位能力分類を確認しましょう↓

まずは、その人の座位レベルはどの分類なのかチェックしましょう!
能力別のニーズを探っていくわけですね。

例えば…、

Ⅰレベル
・自分で漕げる
・ムレにくい
・軽くて運びやすい

Ⅱレベル
・ずり落ちや傾くを防ぐ
・臀部痛を減らせる

Ⅲレベル
・褥瘡を防ぐ
・失禁が多い(防水仕様)

専用クッションの素材には、ウレタンやゲル、エアなどありますが、次の画像のように能力別に適合するクッション材を選ぶといいでしょう。

※能力別に適合するクッションについては、以下のサイトが参考になります↓
>>クッションを選ぶ
※座クッション類を確認するには、以下のサイトが参考になります↓
>>座クッション

クッション購入前にお試し期間を設け、ボトミングアウトや座位姿勢の変化、臀部発赤などの皮膚トラブルの有無をチェックします。

もし予算の関係などで高額なクッションを購入出来ない場合、安価なクッションでも代用できます。
ただし座位能力Ⅰの場合、クッション厚さ5cmを、座位能力Ⅱ/Ⅲではクッション厚さ10cmを使用するといいでしょう。
身体の高さが大きく変わってくる(アームサポートの高さなど)ので注意が必要ですが…。

参考文献:高齢者のシーティング第二版 廣瀬秀行・木ノ瀬隆著


最後までお読み下さりありがとうございました。
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