「理学療法士が過労死。全国初の認定に」あれから9年経ちました。

「理学療法士が過労死。全国初の認定に」あれから9年経ちました。

今から9年前の11月2日の時のことです。
当時、管理人は毎日新聞を読んでいた時に、「理学療法士が過労死。全国初の認定に」という見出しに衝撃を受けたことを今でも覚えています。

過労死が原因で当時23歳の理学療法士(以下PT)が急性心不全により亡くなられました。
PTの過労死認定は全国初でした。

情報によれば、PTが行う担当患者が増えたこと、それに加え研究発表会の準備業務などで長時間勤務を強いられ、2010年10月29日の朝、自宅の寝室にて死亡しているのが発見された、とのことです。

労基署が認めた時間外労働は死亡前の1か月間で76時間。その前月は約99時間でした!!
仮に月に22日間出勤だとすると、1日で3.5時間ということになるでしょう。

いや、あり得ないでしょ!?
一般的に残業時間の原則的上限は月45時間です。
※36(サブロク)協定を締結した場合、会社が命じることができる時間外労働は、原則的には月45時間・年360時間とされています。

普通、残業を終え退勤時にタイムカード打刻するのですが、男性の場合は退勤時に打刻してから残業をされていたようです。
この残業が常態化したわけですね。
しかも、残業代を支払われていなかったと聞きます。

当時の私は、まさか、リハビリ業界でも過労死が起きるとは思ってもいませんでした。

今回のニュースを契機に、リハビリ業界でも何かしら動き出したかもしれません。
幸い、私の職場では残業手当がつきますが、少なくとも業務時間内で終わらせるようにしています。

タイムマネジメント術に関する書籍を読んだおかけで、コマギレやスキマ時間を上手に活用できるようになりました。

頑張ることは大切だと思いますが、時には、頑張りすぎない気持ちを持つことも大切ではないかと思っています。

急性心不全により亡くなられたPTのためにも、無理せず、残業するなら長時間勤務だけは避け、そして健康管理を怠らずに行いたいものです。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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