有料老人ホームとサ高住の違いは?

自宅での介護が困難になってきたら、そんな時に頼りになるのは有料老人ホームか、サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)かもしれません。

自治体が総量規制している有料老人ホームに比べて、サ高住が要介護者の受け皿として増加傾向にあります。

介護保険の財政難から介護付き有料老人ホームなどの新規開設を制限する総量規制を始めたためですが、規制の対象とならないサ高住は増え続けているわけですね。

だから今後は、高齢者の8割が有料老人ホームかサ高住を検討することになるかもしれません。

そもそも両者の位置づけや目的は何なのか?そして月額費用は同じなのか?
ここでは、有料老人ホームとサ高住の違いについて簡単に紹介します。

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有料老人ホームとサ高住の違い

位置づけは?

サ高住
介護施設と一般住宅の中間的な存在。介護施設に抵抗を抱く高齢者にとっては入居しやすいかもしれません。

有料老人ホーム
介護施設の一種なので、医療や介護が必要な人にとっては重要な施設

契約形態の違い

サ高住
住宅部分が建物賃貸借契約を結び、生活支援サービスを提供する場合は別途サービス利用契約を締結することになります。賃貸借契約には一般と終身があり、借家権が保証されるために賃借に部屋を移動させられることはありません。また、退居も自由ですので住み替えも自由にできます。

有料老人ホーム
利用権契約で入居の時に一時金を支払い、自身が死ぬまでに居室と共用施設を利用する権利と介護や生活支援サービスを受ける権利が保証されることになっています。有料老人ホームでは、施設側の都合で部屋を移動させられるということが起こり得ますが、住み替えは自由です。ただ初期償却が発生しますので注意が必要です。

つまり、サ高住は住宅の権利が保障された上で自由にサービスを選択することが可能な賃貸住宅で、有料老人ホーム住宅とサービスが同一事業者により提供される施設といえます。

入居時費用と月額費用の違い

サ高住
入居一時金は必要なし。月額費用は変動型(10~30万円)。
敷金のみですが、それもだいたい低額です。基本的に家賃や敷金、サービスの対価以外に要する費用の徴収はありません。

有料老人ホーム
高額な入居一時金が必要。月額費用は固定型(施設によって10~30万円、30万円以上)。
しかし、それも施設により異なりますので、よく調べてから決めることをオススメします。最近では、入居一時金100万円以下の介護サービス付き有料老人ホームが増加傾向にあります。

介護サービスは?

サ高住
在宅での介護保険のサービスと同様の訪問介護サービスが利用できますが、別途利用料が発生します。

有料老人ホーム
すでに契約時にサービスが含まれていますが、介護保険自己負担分があります。

 

結局、どっちがいいの?


有料老人ホームとサ高住は、どちらも似たような内容で見分けのつきにくいと思います。
ですが、両者間の大きな違いを挙げるとすれば、管理面と規制面でしょうか?

サ高住
住宅ですので、一般の住宅とほぼ同じ感覚で居住快適性が優れていることです。
入居者が好きなように食べたり風呂に入ったり、趣味活動や外出活動したりと、入居者の自由意思を尊重していますから、自分らしさの生活を過ごすことができるのです。
自由な暮らしができる反面、医療や介護などの管理面においては自己責任が求められることになります。

有料老人ホーム
施設の一種ですから、施設側が定めた規定に則って生活する必要があります。朝から晩まで決められたスケジュール(朝食時間や入浴時間など)に沿って生活することが前提となるわけです。
確かに規制面に関しては自由な暮らしができないけど、入居者の身体状況などリスク管理をしてくれるので安心感があります。

以上、有料老人ホームとサ高住の間に違いがありますが、最近では、両者間の違いが徐々になくなってきている傾向にあります。とはいえ、双方の基本的な違いを理解しておくことをオススメします。

どちらが自分に合っているのかしっかりと見定めてから決めるといいでしょう。

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▼参考文献▼
・週間ダイヤモンド「自宅で看る介護」
・土屋有、武谷美奈子著「これで失敗しない有料老人ホーム賢い選び方」日経BP社
・山崎宏著「高齢者ホームの探し方」WAVE出版
・中村寿美子著「後悔しない有料老人ホームの選び方がわかる本」講談社

 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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