口腔ケア時、何を注意して観察したらいいのか?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
管理人は認知症ケア指導管理士(上級)という資格を持ち、久々にテキストを読みなおしています。
さびてしまった知識を磨くためです。
ここでは、口腔ケアについて復習しました。
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口腔ケアの観察
まずは観察と情報収集に努める。
①清掃状況:食物残渣、歯石の付着、歯肉の炎症など
②粘膜の異常:義歯の不適合による炎症、舌苔、カンジダなどのカビ、口腔乾燥
③義歯の状態:がたつき、固定金具(クラスプ)の異常、汚れなど。
④口臭:全身疾患との関係、口腔内の不潔によるものなど。
⑤噛み合わせ:両側で噛み合わせることができる歯が残っているか?力は?
これらの点を注意して観察していくことが大切。
口腔清掃自立度と生活習慣
次に、対象者はどこまで自力で口腔清掃ができるのかを確認する。
・歯磨き:自力で可能か?介助レベルは?
・うがい:コップを持てるか?口に水を含むことができるか?
・義歯洗浄:自力でキレイにできるか?すすぐことはできるか?
・口腔清掃:うがいはできないが拭き取りはできるか?
・習慣:毎日の歯磨きをいつどんな道具を使っているか?義歯は毎食後洗浄していたか?など。
介助レベルによっては、どこを手伝えばいいのか変わってくる。
自立レベルをできるだけ具体的に確認していくことで、介助の必要を見極めやすくなり、生活習慣の把握もしやすくなる。
症状や訴え
食事や口腔ケアの最中に痛みなど生じるか、こまめに確認する。
・痛みや違和感がある。
→どの辺り?いつから?会話で困ることがあるか?
・食事の途中で義歯を外す。
→必ずなのか?献立で違いがあるか?
・食事量が少なくなった。
→いつから?献立により摂取量に違いがあるか?体重はどうか?
・食事やうがい水分でむせる。
→食事の最初?途中?終わり?どのような飲み物なのか?
身近にいる介護者が一番気づきやすいので、観察を怠らないようにする!
最後までお読み下さりありがとうございました。
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