みなさん、こんばんは。
崖っぷちの難聴OTの林です。

歯周病という言葉を一度は耳にしたことがあると思いますが、では、歯周病によって引き起こす病気とはがあること、ご存知でしょうか?
確か、3年前、約2年ぶりに歯医者に診てもらったら、「ちょっと歯肉炎がヒドイですね。このまま歯周病へと進行してしまいますよ!」と言われました…。

今は半年に1回は歯科医院に通院するようにしているので、幸いなことに歯周病に患っていません。せっかく「介護口腔ケア推進士」という民間資格を所有しているので、復習のつもりで公式テキストを読み返しています。

ここでは、歯周病の特徴や症状、歯周病と病気の関係についてお伝えします。

 

歯周病とは?

歯周病とは?
う蝕(虫歯)、歯垢(プラーク)が原因で歯周病が発生。原因は複雑で、多因子積層型疾患と呼ばれている。

歯周病の特徴

歯を支えている歯槽骨が破壊されてしまうこと。進行すると、歯の周囲組織が歯を支えきれず歯が抜け落ちてくる

歯周病の進行

健康な歯肉はピンク色で引き締まっているが、歯周病となると、赤みが強くなり腫れた状態になる

歯周病の症状

個人差がありますが、歯周病の症状には以下の通り。

1.歯茎が腫れる
2.歯磨きや食べ物を噛む時に出血がある
3.冷たい・熱いものを食べるとしみる
4.口臭
5.歯根の露出
6.歯が揺れる
7.歯が抜け落ちる

 
どれも恐ろしい症状ですな!
歯周病のうち歯肉に限定した炎症が起こるものを「歯肉炎」、他の歯周囲組織まで炎症が進んだものを「歯周炎」と言う。

歯肉炎の特徴

歯垢が増えたことで歯肉に炎症が起こり、赤く腫れている段階。歯磨きや固いものを噛んだ時に出血をすることがある。歯肉炎の段階では痛みはないので、ブラッシングの励行や専門的口腔ケアによって健康な歯に回復することができる。

歯周炎の特徴

歯肉炎の炎症が進行し、歯と歯肉の境目が広がり、歯周ポケットが4~6㍉程度形成された段階。歯肉が退縮して歯が長く見えたり出血が起こりやすくなる。

歯周炎の段階になると、健康な状態に戻ることはなく場合によって歯科外科治療が必要。もし歯周炎の炎症がさらに進行すると、歯周ポケットが深くなり歯槽骨も徐々に減り、歯を支える部分が消失してしまうことも!

一度破壊された歯槽骨や引き下がった歯肉は再生されない!

 

歯周病と全身状態

歯周病と全身状態
もっと怖いのは歯周病が全身状態に影響を与え、次のような病気を発症するケースがあることです。

認知症
誤嚥性肺炎
心臓虚血性肺炎、心内膜炎、心筋梗塞
膵臓DM(糖尿病)
子宮早期低体重児出産
関節リウマチ、骨粗鬆症
血管バージャー病、動脈硬化症
全身肥満、癌、インフルエンザ、エイズ

 
このように、歯周病が全身の状態に影響を与えることが分かっています。関節リウマチの症状ですが、歯周病治療により改善した例があるそうです!
驚くことに、歯周病予防による動脈硬化リスクの低減が認知症予防になるんだとか!

歯周病が全身疾患を起こす2つのケース

歯周病が全身に疾患を引き起こす過程には、次の2つの過程があります。

①強い毒性を持つ歯周病菌が血管に入り菌血症となり、臓器に直接影響を与える

心疾患、動脈硬化、誤嚥性肺炎

②歯周病による慢性的な炎症によって発生する特殊なタンパク(サイトカイン)が影響。
サイトカイン→免疫や代謝など生命活動と深く関わっている。

サイトカインが異常に増えると、身体に病気を引き起こす。
特に糖尿病が代表的な疾患。

歯周病によって大量に発生したサイトカインが、インスリンの機能を遮断し糖尿病を引き起こす!

 

糖尿病の患者は歯周病にかかると重症になりやすいようです。なぜか?それは糖尿病が進行すると免疫機能が低下するからです。

歯周病が糖尿病の発病や血糖コントロールに影響を及ぼすことがあるので、実に厄介です。既往歴に糖尿病と記載している人がいたら、「歯医者に定期的に通っていますか?」と尋ねることも大事ですね。

心疾患ですが、歯周病の人は健康な人に比べて、心筋梗塞などを起こすリスクが3倍近く高くなります。

25~45才の若い人が歯周病に罹っていると、心臓病や心筋梗塞を起こす確率が70%上がるとデータがあります!「若いから大丈夫や!」という人が、一番危ないかも?

誤嚥性肺炎は口腔内の細菌によって肺炎を起こすことが多いですよね?長年、死因3位が脳血管疾患だったのですが、ここ数年、肺炎が3位に浮上してくるほど侮れない病気です。介護業界に携わる人なら、肺炎の恐ろしさを身にしみて痛感していると思います。

歯周病を放置したり口の中が汚れたまま、特に入れ歯と口蓋(口の中の上)の隙間に食物残渣(カスのこと)があると、細菌が繁殖し、それが気管支に入ってしまうと肺炎を起こすリスクが高まるので、毎日義歯の手入れと口腔ケアをしっかり行うことが大切なわけです。

こんなデータ報告があります。某老人ホームで肺炎の発症率を調べたところ、1日1回歯を磨いていたグループの肺炎発症率が11%、それに対し、歯磨きをしなかったグループは肺炎発症率が19%だったという報告があります。

さいごに

知らぬ間に歯周病が進行すると、糖尿病、心臓病、誤嚥性肺炎など全身の状態に影響を与えることがあります。

歯周病の進行を防ぐには、毎日の歯磨きやうがいといった口腔ケアが大事です。

また定期的に歯科によるメンテナンス(歯垢、歯石除去、着色除去、義歯の調整、清掃、虫歯治療、抜歯など)も忘れてはなりません。

歯周病、侮れぬ!

みなさんも定期的に歯医者さんに通い、8020運動を実践しましょう!

最後までお読み下さりありがとうございました。
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