歩いたら腰痛としびれが…!これって脊柱管狭窄症?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
散歩中に、急に脚に鉛が入ったように重くなってくる!
腰痛も足のしびれも出てくる!
でも、椅子に座って体を前かがみにすれば、痛みやしびれが軽快するか無症状となる。
これは、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の可能性が高いと思われます。
ここでは、脊柱狭窄症と坐骨神経についてお伝えします。
脊柱管狭窄症について
名前の如く脊柱管が狭くなってしまう病気です。
脊柱管とは体を支える重要な背骨のことをいいますが、背骨の中央には神経を通す脊柱管という空間があります。
背骨というのは一本の骨で作られているのではなく、一個ずつ(椎骨といいます)重なっています。
老化によって変形した椎骨は脊柱管のほうへ突出し、中に通っている神経を圧迫することで痛みやしびれなどの症状が現れます。
脊柱管狭窄症の症状
間欠性跛行(かんけつせいはこう)という症状が特徴的です。
これは、しばらく立ったり歩いたりすると、脚が痛くなってくる、しびれる、こわばるといった状態を指します。
重症の場合は50mも歩かないうちに、症状が強くなって歩けなくなることもあります。
また、5分程度何もしないで立つだけでも症状が現れることもあります。
椅子に座ったりすれば、症状か軽快・解消します。
なぜかいうと、立つ・歩くという姿勢や動作は、脊柱管が構造上狭くなり神経を圧迫するためで、体が前かがみになると脊柱管がやや広くなり、神経圧迫から解放されしびれや痛みが速やかに消失されます。
一度休めば再び歩行が可能となりますが、再び同じ現象が現れるという循環が起こります。
脊柱管狭窄症の治療
一般的には消炎鎮痛薬や血流改善薬を使用されますが、それらの薬でもしびれや痛みが改善しない場合は神経ブロックが有効です。
他にコルセットの装用や牽引や温熱慮法を併用して治療することもあります。
もし、このような治療を数カ月間受けても、一向に症状が改善しない場合は手術的治療となる場合も考えられます。手術的治療の基本は、狭小となってしまった脊柱管を拡大し神経の圧迫を取り除くことです。
脊柱管狭窄症の病態と症状は実に多彩です。間欠性跛行という特徴的な症状がある場合は、一度整形外科にて受診するようにしてください。
そのまま放っておくと、症状が悪化してしまうことは確かです。
坐骨神経痛について
椅子に座った時に、お尻や太ももがしびれて痛む…。
座面に座ると、ゴリゴリと当たるような感触がありますが、これは坐骨という骨です。
そのそばを通っている神経を坐骨神経と呼ばれています。
この坐骨神経に炎症などが起きて痛む症状を坐骨神経痛と言います。
坐骨神経痛の原因
しびれや痛みの原因で最も多いのは、椎間板ヘルニアによるものです。
発症年齢は、20~40代が1つのピークとなっており、お年寄りの病気と考えるのは早計です。
脊椎の下方にある腰椎や仙骨の間から伸びて集まり、坐骨の内側を通っているのが坐骨神経です。
背骨にある椎間板が、過度の負荷の繰り返しや加齢によってその中身が押し出されて、それが周りの神経を圧迫します。
その結果、神経痛が起きます。
坐骨神経痛の症状
お尻や太ももの裏側、ふくらはぎなどがビリビリとしびれて痛くなります。
くしゃみをすると電流が走ったように感じることもあります。
腰痛や筋肉痛と似ているかもしれませんが、休んでも痛みが取れない場合は坐骨神経痛を疑ってみるといいでしょう。
もし、ほうっておいたら神経障害が悪化し、足の筋肉が衰えてきますから歩きづらくなったりすることもあります。
坐骨神経痛の予防と症状緩和
椎間板に負担がかかる中腰や前かがみの姿勢を長く続けることは避けましょう。
もちろん、この姿勢で重たいものを持ったりするのもあまり良くありません。
デスクワーク中心をされている人は、長時間座っていることも椎間板には良くありません。
30分に1度は立って歩いたり、脚を組み変えたりするなど、腰の緊張を解してあげましょう。
サポーターを使う人がいますが、なるべく体型に合ったサポーターを使うようにしてください。
もちろん長時間付けることもあまり良くありません。
腹筋が弱くなる原因になりますので、痛みが少しでも緩和できたら外すようにしましょう。
鍛えたい筋肉は?
次のような筋肉を鍛えることが椎間板への負担を減らすことになります。
・腹筋
・背筋
・腹斜筋
腹筋を鍛えるには、仰向けの状態で静かに頭を持ち上げます。軽い疲労感を覚えるまで続けましょう。
腹筋を鍛えあげることで、コルセットのような存在で椎間板への負担を減らしてくれます。
背筋を鍛えるには、四つ這いで右手と左足を同時に浮かせ、痛みがなければ水平まで挙げてみましょう。
それを5秒間静止し、静かに下ろして深呼吸をします。反対側も同じように行い、左右1回を1セットで、4~5セット繰り返します。
腹斜筋を鍛えるには、横向きに寝た状態から、両手で支えるようにして状態を起こします。
その状態で膝を曲げながら股をゆっくりと曲げていきます。曲げられるところで静止し、今度は反対側に、ゆっくりと伸ばしましょう。
軽い疲労感を覚えるまで繰り返していきます。
もし、しびれや痛みが長引くようなら専門医の診察を受けるようにしてください。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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