製作期間5ヶ月!過去作品の中で傑作でした。
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
割り箸モザイクのベテラン利用者Aさんが制作した作品を紹介させてください。
ちなみにAさんは右片麻痺の方です。
つまり、非利き手だけで割り箸モザイク活動に取り組まれています。
もう一度、言いますね。
非利き手だけで作業されているんです!
Aさんが制作した作品↓
何十枚も作り上げた作品の中で、おそらく傑作かもしれません。
本人は製作期間5ヶ月という長期間ながらも、決して諦めずに黙々と集中して作業をされていました。
やっと完成した時の達成感に満ちた表情が、ほんと素敵でした。
そんな方を見てると、作業療法士になってよかったなぁと思います!
割り箸モザイクに取り組むメンバーたちは、完成した作品を他のデイ利用者たちに見せるだけでなく、ご家族様にも見せることが楽しみにしている方が多いです。
ある片麻痺の男性の話しですが、
「障害を持っても上手に作れること、何かの目標を持って取り組んでいることがあると、家族に知らせて安心させたい」という言葉がありました。
自分の作品を媒体にして、人(家族など)とのつながりを保つ
これは私のアクティビティを導入する際に意識している目的の一つです。
目的を意識しているからこそ、「誰々に見せたい」、「誰々にあげたい」、「玄関に飾って訪問者を驚かせたい」とか、人とのつながりを保ちたいという希望を聞かれるようになりました。
作業療法士としての役目を果たせて嬉しいです。
Aさんは完成したばかりなのに、早くも次作品をトライしたいとのこと。
それにしてもよく飽きないもんですね~。
慣れている作業だと、いつしか飽きが来るのでは?と思うかもしれませんが、慣れている作業が脳の活性化に最適なんですよね。
脳の前頭葉に働きかける作業活動を継続的に行ったほうが、脳が活性化され認知症の予防につながると思います。
そのことを私は必ず利用者に作業活動のメリットを説明しています。
「ボケ防止になりますよ」と言うと、デイ利用者は自発的に取り組んでくださいます。
是非ともアクティビティを導入する際には、なぜアクティビティを取り入れるのか?を利用者にしっかり説明するべきだと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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