認知症の排泄ケアについて。3つの排泄誘導がある!

認知症の排泄ケアについて。3つの排泄誘導がある!

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

認知症の排泄ケアって難しいですよね。
認知症の人は「オムツは当然」、頻回な尿の訴えは「心理的なもの」、「便秘は下剤で出す」といった個別性ケアを無視した対応を取る人がいませんか?

そういう対応で済ますのは、介護者側の都合によるものが多いと思います。

認知症だからと決めつけるのはよくないですし、そもそも排泄障害は認知症が原因ではないと思います。

身体的な原因によるものが多いので、治療ができる場合もあるとされています。
つまり適切な対処ができれば、BPSDの軽減につながると思います。

大切なことは排泄障害の原因を確認することです。

シャキ!

ここでは、認知症の人の排泄ケアについてお伝えします。


※認知症ライフパートナーのテキストを参照。

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正常な排泄とは?

原因を確認する前に、正常は排泄機能を知っておく必要がある。

①尿意・便意がわかる。
②トイレ、便器の認識ができる。
③起居・移乗・移動ができる。
④速やかに脱衣ができる。
⑤便器へのアプローチができる。
⑥排尿・排便が気持ちよくできる。
⑦後始末に問題がない。
⑧着衣ができる。
⑨元の場所に移動できる。

<備考>
※排尿:4~7回、夜間1回以下、200~500ccを30秒以内に出す。
→必要な機能は?泌尿器
※排便:1日3回~3日に1回、バナナ状の便を150~250g、多少のいきみですぐに出せる。
→必要な機能は?消化器・判断力・運動機能

排泄動作を正常に行えるためには、以下の必要な機能がある。

・判断力がある。
・認知機能が正常である。
・運動機能が保たれている。
・泌尿器・消化器が正常である。

これらが排泄動作を正常に行えるのに重要な条件である。

排泄ケア


排泄動作ができないのは認知症のせいにするのではない。膀胱炎や便秘など、身体状況から起こっていることもある。
治療できるところは治療する必要がある。

下痢はストレスから来ているかもしれないので、その人の気持ちの表現であると疑ってみる。

ケアの適性も含めて原因をきちんと突き止めることが重要。

例)トイレ誘導に拒否が見られるのは誘導タイミングが合っていない。
声掛けの態度がプライドを傷つけている。

排尿誘導】

誘導方法には、以下の3つある。

①排尿自覚刺激行動療法
②習慣化排尿誘導
③定時排尿誘導

排尿自覚刺激行動療法

これはある程度、尿意の自覚がもてる可能性のある人に尿意の確認やトイレ誘導を行い、成功した場合は褒めることで、失禁の改善を目的とした行動療法

短期間で日中のおむつは外れるという研究結果がある!

習慣化排尿誘導

これは本人の生活習慣に合わせてトイレに誘導する方法
例)
起床時、朝食後、昼食前といったように決まった習慣の前後などに決めて誘導する。

うまくいけば、生活リズムがつく

定時排尿誘導

介護する側が一定の時間を設定して、トイレに誘導する方法

例)2時間おきと決めたら、その時間設定で誘導する。
本人が尿意を訴えない、時間をあけると漏れてしまう人には有効。

この方法は、どの施設でもよく使われる方法ですよね?
排尿日誌をつけ、排尿パターンを掴んでいるスタッフって、いるんでしょうかねぇ…。

排便誘導

便意を無視し続けると、正常な人でも便意は感じなくなってしまう。
認知症の人は、便意があっても思いを伝えれない。その結果、便秘になってしまうことも…。

排便日誌をつけ、出る周期を確認し、それを合わせて定期的に誘導していると便意が戻り、本人から訴えることもある!

下剤を服用している場合、排便周期がつかめないので、いったん下剤を中止し、本人の排便状態を確認しながら本来その人が持っている個別の排便周期を見つけることが大切!


最後までお読み下さりありがとうございました。
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