なじみのある活動を続けていく、それが認知症の予防に。
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
約3年ぶりに、Aさんのために、割り箸モザイク活動の指導を行い、完成した時の作品を紹介したいと思います。
鳩サブレー自体が作品ではありませんよ笑
蓋を開けると…。
ワンちゃんが!!
Aさんは3年ぶりにモザイク活動を再開したのですが、貼り方の順番が違っていたり、私の指示とは異なる作業をしていたりと認知症が進行してる!?と心配していました。
↑作業して2週目に入った時の制作様子
この方は、以前、私からの指導なしでもご自身で作業できたのですが、いざ再活動すると、指定色とは違う色だったり、枠から離れていたりと、作業遂行能力が低下している印象を受けました。
作業遂行能力は認知面との関連性が強いので、ちょっと心配でしたが…。
ちなみに3年前に作った作品は↓
↑3年前の作品
↑4週目に入った時の制作様子
作業していくうちに勘を取り戻しておられ、ご自身の力で取り組まれていました。
「一度やったことがあるから、指導しなくても大丈夫だろう」と思うのは、アカンですね。
今回のケースで改めて痛感したことですが…、
作業し続けること
作業の継続があってこそ、脳の活性化(認知機能の維持)につながるんだなと思いました。
また、作品を作りたいと嬉しい言葉を頂きました。
今度は、名古屋城や大阪城などの「城」にチャレンジしたいと^^
Aさんにとっては、割り箸モザイクはもはや「なじみのある活動」といえますね。
なじみのある活動を続けていくことが認知症の予防になりますから。
割り箸モザイクは基本的に手先を使った作業です。
手は外部の脳と言われ、なんと脳の半分が感覚器・運動器として手を使われているのです。
割り箸モザイクの作業工程はいたって単純ですが、手を用いての目的のある活動(例…割り箸を貼り付ける、色をつける、割り箸を揃えるなど)は、前頭前野の活性化につながります。
次から次へと新しいアクティビティを提供するのもいいけど、一つだけなじみのあるアクティビティがあるといいかなと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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