認知症の代表的な初期兆候を家族は気づくか?

認知症の代表的な初期兆候を気づく?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

専門職は認知症の症状のレベルのどの程度なのか、簡易的な知能評価を用いることが多いでしょう。

代表的なアセスメントといえば、次の2つでしょうか?

①改訂長谷川式簡易知能評価スケール
②MMSE

この2つのテストが高頻度で使われることと思います。
でも家族介護者はそのアセスメント自体の存在を知らない人が多く、用いることはありません。

認知症の人の受診のきっかけは、家族の気付きによるところが大きな割合を占めています。
いち早く気付くことが大切なのですが、家族の認知症という疾患に対する認識不足や情報共有の欠如がその対応に出ているような気がします。

そのため、代表的な認知症の初期兆候を察知することが大切なんですよね。

ハヤシ喜ぶ

ここでは、家族でも気づく代表的な認知症の初期兆候についてお伝えします。

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アルツハイマー型認知症の診断に役立つ初期兆候


家族の人がいち早く認知症の兆候をいち早く気づくには、次の代表的兆候をとにかく察知することが大切です。
※川畑信也著「患者・家族からの質問に応えるための認知症診療Q&A」(日本医事新報者2007)より引用。

  • 物忘れ(記憶障害)

置き忘れ、しまい忘れ、大切な約束事を忘れる、言ったことを忘れて何回も言う、何回も聞いてくる。

  • 日時の概念が混乱している。

何度も日時や曜日を聞いてくるようになった、慣れ親しんでいるはずのお稽古事の曜日を確認するようになっった。

  • 怒りっぽい(易怒性

些細なことですぐに怒る、以前はおとなしい性格だったが、この頃怒りっぽい、ちょっと注意するするとものすごい剣幕で怒る。

  • 自発性の低下、意欲の減退

長年慣れ親しんだ趣味やお稽古事に関心がなくなった、一日中、テレビを眺めている、新聞やテレビを見なくなった、家でうとうとしていることが多い、外出しなくなった、親しい友人との付き合いをしなくなった。

以上が診断に役立つ初期徴候ですが、いち早く気付き、早期治療につなげていくことが認知症の症状進行をできる限り抑えるために重要とされています。

なかには家族の方が認知症の症状を否定したい気持ちから、歳のせいなどして受診が遅れることもあるようです。

また家族間の良好な間柄でない場合も、受診が遅れることもあるんですよね。

家族という大きな存在が一番身近にいるので、認知症の兆候に気づきやすい立場にあると思います。

家族の支援も人的資源というインフォーマルサポートの一つです。

あなたのご家族様、大丈夫ですか…?

最後までお読み下さりありがとうございました。
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