段ボールで作った広幅アームサポート

段ボールで作った広幅アームサポート

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

介護スタッフから、「(車椅子に座っているAさんの)カラダが傾くので、何とかして欲しい!」と車椅子シーティング依頼を受けました。

最近、Aさんに限らず、体幹が傾く他の利用者も増えてきています。
介護スタッフが座り直しの介助をしてくださっていると思いますが、骨盤の位置が少しでもズレているとすぐに仙骨座りや体幹傾きなどの不良姿勢になってしまいます。

座り直しの介助をしたら、骨盤の位置が水平になっているかどうかチェックして欲しいですね。

以前は体幹傾き防止として、ロールしたタオルを用いましたが、タオルは時間経過につれ、へたれてしまいます。

その都度、タオルを替えるのですが、それが結構面倒くさいです…。
もちろん汚れも目立ってきたら、衛生面を考慮して替えなければいけません。

シャキ!

そんな傾き防止のために、今回は段ボールを用いての広幅アームサポートを製作しました。

※↑上から見たモノです。右側のアームサポートよりも広い幅になっています。

広幅にすれば、肘もしくは前腕を乗せることで、体幹傾きを防止できるでしょう。
同時に、肘で体幹を支えることで、上肢の筋収縮活動を促すことでもできますね。

それにタオルとは違って、段ボールの方が耐久性があるので暫くは替えなくて済むと思います。
段ボールの上に肘を置くと、接触や摩擦による痛みを引き起こすことがあるので、タオルなどを被せます。 

小柄な利用者が座ると座幅が広いので、すぐに骨盤が回旋し体幹が傾いてしまいますよね?
こんな時は、段ボール広幅アームサポートを設置すれば、座幅を調整できます。

広幅アームサポートは仮作製なので、まずは1週間、座位姿勢を観察していこうと思います。
1週間体幹傾斜が見られない、皮膚トラブルが生じていなかったら、段ボールがズレないように補強しておくようにします。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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