認知症と間違えやすい症状って?

認知症と間違えやすい症状って?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

認知症やMCIは認知機能の低下が原因ですが、一見、認知機能の低下を思わせる別の原因もあります。それは何だと思いますか?

よく聞くのは「せん妄」でしょう。実は、他にも認知症の症状と間違えやすい症状があるのです!
※浦上克哉先生「MCIのうちに見つければ、認知症は予防できるvol.12」より参照。

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ここでは、認知症と間違えやすい症状は何か?をお伝えします。

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認知症と間違えやすい症状って?

次のように、認知機能の低下を思わせる原因があります。

認知症と間違えやすい症状

・糖尿病
脳エネルギー源である糖分が脳神経細胞に届かなくなると、「物忘れ」がひどくなる。
血糖値のコントロールが必要。しかし、糖尿病の人は認知症にもなりやすいので、血糖値の維持と脳を活発に動かすなどの予防が欠かせない。

・うつ状態、老人性うつ病
高齢者がうつ病になることが多い。脳の病変がベースになっているので、若い人よりも治りにくいのが特徴。
認知症と間違えて治療しても効果がないだけでなく悪化する恐れが!

・せん妄
意識の混濁に不安や恐怖、錯覚、幻覚などが加わった状態。
認知症でなくても、脱水症状や睡眠不足、引っ越しや入院などの急な環境の変化、薬の飲み合わせによる副作用が原因で起こることが多い!
原因を特定して除去することが大切!

・栄養不足
食事量低下、毎日同じ献立になりがち。
ビタミン類は認知機能や活力の維持に関係が深く、ビタミンB12と葉酸の不足は脳の神経細胞を低下させる!
栄養バランスのよい食事を心がける!

こんな症状が見られたら認知症ではなく別の原因かも?


以下のチェックリストに見られる症状は、認知症ではなく別の原因から来ているかもしれません。

チェックリスト

①疲れやすく、やたらとのどが乾く。血糖値が高いのに治療していない。
糖尿病かも?

②何をしても楽しくなく、落ち込むことが増えた。
老人性うつ病かも?

③突然、強い不安や恐怖に襲われ、自分を抑えられなくなった。
→夜に大騒ぎしても朝には収まるなど一過性であれば、せん妄かも?

④体力が落ちて、新しいことを始める気力がない。
栄養不足による体力、気力、脳の働きの低下が疑われるかも?

どうでしたか?
これらの症状は認知症の治療法とは全く異なるので、早めの受診で原因を特定させることが大切です!

★浦上先生著のテキストがたくさんありますが、なかでも分かりやすいのが↓です。自分で予防したい、家族側が支援したい方にオススメです。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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