みなさん、こんばんは。
崖っぷちのOT林です。

前回は認知症をよく理解するための9大法則・1原則⑦作用・反作用の法則をお伝えしました。
今日は⑧認知症症状の了解可能性に関する法則と⑨衰弱の進行に関する法則についてです。
※認知症ライフパートナーのテキストと過去問を参照。

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認知症を理解する法則とは?

では、杉山孝博氏の提唱する、認知症を理解するための9大法則・1原則は以下の通りです。

9大法則1原則①記憶障害に関する法則
②症状の出現頻度に関する法則
③自己有利の法則
④まだら症状の法則
⑤感情残像の法則
⑥こだわりの法則
⑦作用・反作用の法則
⑧認知症症状の了解可能性に関する法則
⑨衰弱の進行に関する法則
1原則・・・介護に関する原則

今日は⑧認知症症状の了解可能性に関する法則と⑨衰弱の進行に関する法則についてです。
 

認知症症状の了解可能性に関する法則


老年期の知的機能低下の特性から、すべての認知症の症状が理解・説明できる法則。
つまり、第①~⑦法則でまとめたような認知症の症状の特徴を考えれば、認知症の症状のほとんどは、その人の立場に立ってみれば十分理解できるということですね。

 

衰弱の進行に関する法則

認知症の人の老化の速度は非常に速く、認知症のない人の2~3倍のスピードで進行する特徴がある。

次のようなデータがあります。

高齢者を4つのグループに分け、それぞれのグループの年ごとの累積死亡率を5年間追跡調査した結果…。
 ↓
認知症高齢者グループの4年後の死亡率は83.2%
正常高齢者グループの28.4%と比べると約2.9倍に。


したがって、同じ年齢の正常な人と比べると、認知症の人の場合は老化が約2~3倍のスピードで進むことがある。
例えば、2年経てば4~5歳年を取った同じ状態になるというわけですね。

うちの施設には認知症療養棟があるのですが、私の担当している認知症の人が数年経過すると動きが悪くなり、それが寝たきりになるというケースがしばしばありました…。
ご家族様から「なんでそうなってしまったの!?」と苦情が来ることもあるでしょう。

でも、この法則について説明すれば、納得してもらえるかもしれません。
ただアルツハイマー型認知症は数年~20年程度と個人差が大きいので、この法則はすべての人に当てはまるわけではないので注意が必要ですけどね。

次回は、いよいよ最後である【1原則・・・介護に関する原則】について紹介したいと思います。

 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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