疎遠になった親子間の心理的距離を縮めるにはホットアイス・リラクゼーション?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。
今、山崎宏著「家族みんながハッピーになる高齢者ホームの探し方」という本を読んでいます。
実に勉強になりますね!
「失敗しないホームの選び方」や「覆面調査レポート」が、実に参考になったので、一読する価値はあります!
疎遠になった親子間、少しでも心理的距離を縮めるにはどうしたらいいのでしょうか?そこで、最後まで良好な親子関係を維持するのに、著者は「ホットアイスリラクゼーション」が役に立つと述べています。
ここでは、ホットアイス・リラクゼーションについてお伝えします。
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ホットアイスリラクゼーションの方法
子が親と対話する時に、以下のように行います。
①握り拳を作る。氷のように固く冷たく、閉ざされた心を表現。
②過去の出来事を振り返りながら、自分を今日まで支えてくれたのは誰だったか?を記憶を辿り、親指から小指まで感謝すべき相手を5人決めてもらう。
③ひとりにつき1本ずつ指を離していき、その指に向かって具体的に感謝の言葉を伝えてもらう。
この方法は、心を開こうとしない相談者に用いるヒアリング手法だそうです。
9割の確率で親側が涙し、8割の確率で子供側も涙するようです。この涙が親子関係や過去の自分の垢を落としてくれるんですね。
過ぎし昔のことを思い出す…、いわゆる回想することがカタルシスとなり、喜怒哀楽を乗り越え、今の自分を認めることができるかもしれません。
カタルシス:心の中に抑圧されていた感情を何らかの形で外へ発散され浄化していくことで生まれる解放感。
親子間の信頼関係を再構築したい時には、この手法を試してみるといいかもしれません。
ご家族様の方から「親との関係があまり良くない。どうしたらいいのか?」と相談されたら、このホットアイスリラクゼーションを踏まえつつアドバイスできるといいですね。