Occupational(作業療法)は我を忘れてしまうような心の状態に導く療法
みなさん、こんばんは。
崖っぷちの難聴OTの林です。

手作業活動を取り入れている施設が多いことと思いますが、作業分析をしっかりと行っているのでしょうか?
私の方は、それほど分析していません!要は、「対象者が心の底から楽しめればいい!」と、個人的な意見ですが、そう思っています。

とはいえ、作業分析はOTならではの特権?ですから、簡単ではありますが、分析してみました。

今回は割り箸モザイクを取り入れているので、ここに割り箸モザイクの作業分析を説明したいと思います。

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割り箸モザイクの作業分析


割り箸モザイク活動の作業性質は次の通り。

・作業の性質→独立性
・対人交流→作業自体は独立だが、道具やボンドなどのモノを媒体にして対人交流がある。
・場所→テーブルや椅子がおけるペースが必要

身体的要素

割り箸モザイク活動を行う上での身体的な要素は?

・両手動作(片方の手で台紙を押さえる、もう一方の手で貼り付ける)
・手指巧緻性
・反復動作
・目と手の協調性

割り箸モザイクは、片麻痺の人が制作する場合、利き手交換や補助手の役割獲得として取り入れることもあります。

心理・社会的要素


割り箸モザイク活動を行う上での心理・社会的な要素は?

・線に沿って貼るという繊細な作業であるため、集中力・繊細さ・巧緻性が必要となる。
・線からはみ出ないようにバランスよく配置するために、位置関係などを考慮する必要がある。
色の識別が必要。
・一度、下絵を決めてしまえば、あとは貼り付けるだけなので創造性や思考、感情、高い知的能力を必要としない
・単純な反復動作であるため根気が必要
・失敗が少なく成功体験や自己効力感が得られやすい。またモチベーションアップにつながる。
・徐々に下絵の形が明確になってくると、情緒面へのアプローチがしやすくなる。

セラピストがコントロール

割り箸モザイクの工程はいたってシンプル。

①下絵の決定→②割り箸を貼る→③完成

ただ単純な反復動作がメインとなるため、かなりの根気が必要。(A4サイズだとすると、軽く1,000本超えることも!)

下絵の種類によって難易度が変わってくるため、利用者の能力に合った下絵を選ぶことが大切。難易度が高いと意欲の低下につながるので注意が必要。

利用者の能力に合った下絵をたくさん用意し、その中から本人に決めていただく。選択性を持たせて作品の個別性や意欲の引き出しのキッカケになる。
反復な動作を繰り返すという作業性質を持っているので、セラピストが間に入り、修正を加えたり話しかけたりするなど、達成感や満足感、意欲を引き出す工夫は欠かせない。

この工夫次第によっては、利用者が作業への満足度が大きく変わってくることもあるので、セラピストの力量が問われますね。

 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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