有料老人ホームやサ高住の重要事項説明書を読まないと損!

重要事項説明書を面倒でも読むべし!

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

見学や説明、体験入居も済み、有料老人ホームへの入居を決めたら、いよいよ契約段階に入ります。その際に、契約日当日までにホーム側から重要事項説明書や管理規定、介護サービス一覧表などの書類を渡されることになります。

重要事項説明書は契約前にぜひとも目を通したい書類です。一度ご覧になれば分かるのですが、細かい文字と数字ばかりの列で読むのが億劫になりそうです。
しかしパンフレットとは違って、重要な事柄が記載しているので見逃してはなりません。

ここでは、重要事項説明書の内容や注意点についてお伝えします。

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重要事項説明書とは?


老人ホームやサ高住の概要や職員配置の状況、サービス内容、食事、費用など、施設選びに欠かせない情報が記載しています。これらの情報が細かく記載されているので、パンフレットだけでは確認できなかった実情を知るのにいい機会です。

有料老人ホームでは老人福祉法、サ高住では高齢者住まい法により、契約前に口頭で必ず説明することが義務付けられています。

重要事項説明書の主な記載内容は?

重要事項説明書には、次の表のように内容を記載しています。

 

項目名

重要事項説明書

事情主体の概要

施設を経営する事業者の住所や連絡先、設立年月日など※事業者が実施する介護保険制度による指定介護サービスを記載していることもある。

施設概要

施設長名、所在地、連絡先、交通手段、緊急通知装置の場所、安否確認方法など

入居金

総額、支払い方式、償却期間の起算日、返還金の算定方法、返還金の返却方法など

月額利用料

総額、内訳、支払い方法、費用の改訂など

サービス内容

協力医療機関、提供サービスの種類、月額利用料に含まれるサービス、施設と設備の状況など

職員体制

職人の人数や勤務形態、有資格者の人数、夜勤職員の職種と人数など

入居状況

入居人数、性別、介護度、平均年齢など

入居・退去要件など

入居者条件、事業者側の契約解除、入居者からの契約解除、体験入居の期間と費用など

身元引受人

身元引受人の条件や義務など

重要事項説明書を熟読し、少しでも疑問点があればすぐに質問をして不明点がないようにしてくださいね。

 

パンフレットと一緒にチェック!


まずはパンフレットだけを入手する方が多いのですが、可能であれば重要事項説明書も一緒に入手することをオススメします。なぜなら、見学前に一緒に入手し施設の概要や現状、費用や利用料などが把握できれば、見学の際にパンフレットと重要事項説明書に記載している内容に相違点がないかなど確認できるからです。

つまり、事前に書類を把握することで細部にまで注意を払って見学したり、質問できるわけですね。

パンフレットの内容は事実か?

パンフレットは限られた紙面に相手を引き付けるようなフレーズばかり並べています。良い点ばかりをアピールしたり、綺麗な画像を何枚も並べていたりと、何となく「ここの施設、良さそう!」と決めてしまいがちです。

ですが、パンフレットだけのイメージに惑わされないように!
パンフレットでアピールしているポイントが本当に事実なのかを、重要事項説明書さえ読めば分かるのです。

重要事項説明書は老人福祉法によって作成や提示が義務となっているので、嘘をつくことはできません。必要な項目を客観的事実として記載しているわけですから、パンフレットだけでは読み取れなかった実情を知ることができます。

重要事項説明書は個々の施設の特徴が客観的事実に基いて記載されているものだと思ってくださいね。

 

これだけは確認したい項目

特に費用に関しては十分に確認しておくことをお勧めします。実は、契約後にトラブルが多いのは、費用トラブルなのです。

内容としては、介護保険外のサービス内容や料金、料金表に明示されていないサービスや介護用品などの料金です。ですから、費用トラブルが起きないように、費用に関する内容をしっかり確認しておきましょう。

※ちなみに有料老人ホームとサ高住の違いは次の記事をご参照ください↓

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LIFULL介護

▼参考文献▼
・土屋有、武谷美奈子著「これで失敗しない有料老人ホーム賢い選び方」日経BP社
・山崎宏著「高齢者ホームの探し方」WAVE出版
・中村寿美子著「後悔しない有料老人ホームの選び方がわかる本」講談社

 


最後までお読み下さりありがとうございました。
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