車椅子シーティング
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。

こんなケース、見たことありませんか?

車椅子からずり落ちしないようにと、座面に滑り止めマット(シート)を敷く。

↑滑り止めマット

これって、身体拘束の面から考慮すると、NGに当たりませんか?滑り止めマットを敷かれたら、身動きが取れなくなると思いますが…。
試しにすべり止めマットを敷いて座り、臀部を動かしてみてください。とっても動きづらいですから…!!

日本シーティング・コンサルタント協会の理事長 木ノ瀬先生は、次のように説明されてます。

すべり止めマットを敷いてずり落ちを防止するなどの対症療法的な介護には、実は大きな危険が潜んでいる。

臀筋が萎縮し骨と皮膚だけの状態で、座面い滑り止めマットを敷いたらどうなるでしょうか?
ずり落ちようとする力が体の一部にかかったままになります。

・臀部を圧迫する力が3倍
・臀部が前方にずれる力が8倍

つまり、力がかかった部分は皮膚がひきつれ、苦痛と褥瘡の危険性が高くなります。

滑り止めマットを敷いた状態で、後方から座り直しの介助をしたら、どうなるのかを想像できますか?皮膚がより引っ張られ、皮膚内出血や皮膚剥離事故につながることも!

滑り止めマットを使用している方で、もs内出血や皮膚剥離など皮膚の異常が頻繁に見られるようなら、それは滑り止めマットのせいかもしれません。高齢者の皮膚の代謝機能低下などで皮膚が薄く弱くなっていたり、免疫機能低下で皮膚内出血や皮膚剥離が治癒しづらいのですから…。

”皮膚が弱い”がハザードと捉え、適切なケアを心がけたいものです。
それと、ずり落ちる根本的な原因を探ることも大切ですね。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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