車椅子シーティング
車椅子上で除圧ができる人の条件とは?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。

健康な人であれば、椅子からスムーズに立ち上がることができます。

長時間椅子に腰掛けて臀部に痛みや不快感が生じたら、除圧するためにわざわざ立ち上がらなくても、臀部さえ持ち上げれば不快感から解放できますよね。

映画館で鑑賞中に臀部が痛くなってきたら、何気なく臀部を浮いたり足を組み替えたりするはずです。

ただ車椅子レベルの人はどうでしょう?

シャキ!

ここでは、車椅子上で除圧ができる人の条件についてお伝えします。

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車椅子上で除圧ができる人の条件

車椅子生活の人は腹筋や下肢筋力やバランス能力が低下すると、スムーズな立ち上がりができません。
また臀部さえ持ち上げることも困難になるでしょう。

除圧ができないと、褥瘡や皮膚剥離などの皮膚トラブルを引き起こしてしまいます。
特に座位能力Ⅲレベルの人は要注意です。

座位能力レベルについては下記の記事をご参照ください↓

自力で座り直しができるには、まずは車椅子から立ち上がる動作ができるかどうかを確認することです。

自力で立ち上がることができれば、座り直しもできるはずです。

立ち上がるための条件

①前屈みはできてる?
背もたれなしの場合、全体重は臀部の下と足の裏にかかりますが、8割が臀部の下にかかっている状態です。

頭部を前方へ移動し、臀部にかかっている8割の体重が足の方へ移動したら、臀部にかかる体重がゼロになるはずです。すると、臀部が浮くと思います。

頭部をどこまで前方へ移動すれば、臀部が上がるのか?を確認するといいですね。臀部が浮くのであれば、車椅子上での座り直しを何とかできるかもしれませんから。

②足を引いてる?
前屈みと同時に確認したいのが、両足を手前に引いているかどうか?
膝の真下よりも引いた状態で、立ちやすいはずです。

③手すりは?
前屈みも足を手前に引いても臀部が上がらない!
もし①と②もダメなら、手すり使用はどうでしょうか?

そんな時は、手すりなどの支持物を使用するといいでしょう。体幹が十分な前屈するくらい前方に手すりがあれば、臀部はさらに上がりやすくなると思います。

手すりの位置が近くて高い位置だと、体重は臀部に残って立つことができないので注意が必要ですね。

なかなかできる人が少ないけど、アームサポートを使用してpush up動作による臀部を浮上できるのであれば、そちらもいいですね。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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